鍼ざわ塾、テーマは【ハムストリングス】
内側ハムと外側ハムの刺鍼法を学びました。
ハムストリングスは肉離れやモモ裏の痛み、そしてひざ痛などに有効です。
緑矢印が外側ハム(大腿二頭筋)・黄色矢印が内側ハム(半膜様筋・半腱様筋)です。
半腱様筋は鵞足部に付着します。ポイントは
後ろから膝前の内側に付着しているということ。『膝前の内側が痛い』という主訴でもうつ伏せで治療するのはこういう理由です。
特に大腿二頭筋短頭は骨にベッタリ付着する部位を狙います。
大腿二頭筋長頭は股関節が屈曲状態で短頭と共に収縮して膝関節屈曲に作用しますが、股関節伸展位では長頭が緩んでしまう為、膝関節屈曲は短頭に依存します。
トリガーポイントがある場合は無意識に患部筋を伸ばす傾向があります。それらを鑑別しながら治療を行う事が大事でございます。