このシリーズは私と癌との日々を綴っていきます。こんな生き方をした人間がいたことが誰かの役に立てば。おざポンがどんなときでも一日一生で生きたことが教え子達の勇気に繋がれば。そんな想いを込めて。

 

(以下長文です。お時間のある際にお読みください。)

 

実は近年、長い期間にわたってけっこう身近な人から攻撃を受けた。直接されたわけではないが、人伝えに私の悪口を言っていると聞いた(またはそう判断できる)ものだ。

このブログの読者の中にも聞いたことがある人がいるかもしれない。

 

少し前までは一緒の方向を向きお互いの教室を支え合っていた人で、共通の生徒を数多く笑顔に導いてきた人なので、ショックは大きかった。お別れが来たとしても感謝を伝えて笑顔でそうしたかった…。

 

 

その(悪口の)内容はあまりにも一方的でしかも正しくなく私の生活を脅かすものであり、「偽計業務妨害」または「威力業務妨害」で訴えた方がいいよと複数の方からアドバイスをもらったほどだ。

 

しかし、私はそういう行為に出なかった。

理由は幾つかあるが、最大の理由は「(裁判を起こしても)何も得るものがなく、貴重な時間を無駄に使ってしまう」というものだ。

 

何の反論もせずずっと黙ってきた。

 

他者の妨害に惑わされることなく、自分の思いを遂げるために真っすぐに進む。それこそが今の自分に必要なことと考えた。

わかる人はわかってくれる、それでいい!

誹謗中傷と共通点が多い話だと思う。

 

 

 

前にホンマでっか!?TVの話をした。「チ~ン」は自由に押すのではなく、あらかじめ台本が決まっているという話。

 

 

次に本の話

私の著書の中に『成功した人はみんな「受験ワザ」を使っている』(講談社)というものがある。

この本は実は「人生が変わる1分間の深イイ話」の放送作家との共著だ。受験で培ったノウハウは人生のいたるところで役に立つというテーマで書いたのだが、実は本当に役に立ったかを検証したわけではなく、「こんな話があったらキャッチ―だよね!」と話題をつくり、ある意味でっち上げた要素もあった。

 

本はコチラ→『成功した人はみんな「受験ワザ」を使っている』(小澤 淳):講談社+α新書|講談社BOOK倶楽部 (kodansha.co.jp)

 

 

そしてテレビの話をもう少し。

 

以前出た某有名番組では塾に3時間の取材が入った。放映当日、何分映っているか楽しみに見たらナント3秒!魂が抜ける

 

 

また、15分くらい自分が映った他の特集番組では、「カリスマ熱血講師」を描写したかったらしく、生徒たちは皆泣いているか叫んでいるシーンばかりえーん

おざポンが子ども達を励ましていたり褒めていたり一緒に笑って食事をしている場面は全てカットびっくりマーク

 

そう、テレビは情報の一部を切り取って編集し放映していることを忘れてはいけない。

 

さらに、第一志望に不合格だった子は自動的にモザイクが入る。まるで敗者の扱いだ…。

 

首都圏の中学入試では第一志望合格は困難だし、それよりも「合否ではなく努力し成長したことに価値がある」という自分の譲れないポリシーは微塵も考慮されない。

 

そりゃそうだ。番組側としてはモザイクなしで放映したときのクレームを避けたいし、「過酷な中学受験」を刺激的に伝えたいのだから。

 

 

 

 

ここまで何の話をしてきたのか?

 

それは、

 

情報は一面だけ見ても正しいかどうかわからない

 

ということだ。

それがテレビであれネットであれ噂であれ、なんなら本であれ授業で先生が言ったことであれ、さらに言えば今皆さんが読んでいるこのブログでさえ。

 

目に入ってきた情報、耳に入ってきた情報。それらをすべて鵜呑みにするのではなく、常に多角的に捉える。

常に本当なのか?という視点も持ってみる。

疑問に思ったら調べてみる。

 

これだけ情報が飽和した時代だ。

正しいものを見抜く“眼”がますます必要となっている。

 

 

 

話は少し脱線するが、癌になってつくづく実感したことがある。それは情報の多さと、患者心理を逆手に取った偽情報の氾濫である。

 

「〇〇が癌を消した!」

「〇〇を飲めば抗がん剤は要らない!」

 

ネットで調べるとこういう類の情報が溢れんばかりに出てくる。しかもトップの方にズラリと並ぶ!

 

藁にもすがりたい癌患者は高額な代金を支払ってでも飛びつきたくなる…。

 

しかし、よくよく考えてみると、エビデンスがないから標準治療になっていないのだ。

そりゃ中には効果があった人がいたのだろう。でもそれが自分に効く可能性は極めて低いのだ。

 

※エビデンス

evidenceがカタカナ語として定着。一般的には「根拠、証拠」という意味。医療の世界では「臨床結果や検証結果」として使う。

※標準治療

世界中で行われた臨床試験の結果を多くの専門家が集まって検討し、有効性と安全性を確認して、最良であると合意が得られた治療法。基本的に保険が適用される。

 

 

 

 

やはり情報を鵜吞みにせず、自分で調べ勉強し、色々な人に聴いて判断することが大切なのだ!

 

 

人生は判断の連続だ。

「夕飯は何を食べようかな?」

「傘は持っていくべきかな?」

「あの黄信号渡る?止める?」

といった小さな判断もあれば、自分の人生や未来に影響を及ぼすほどの大きな「決断」もある。

 

決めるのは自分!

結果責任も自分!

 

 

正しくない情報に振り回されてしまい、誤った選択をしてしまっては人生の遠回りになってしまう。

 

そのことを肝に銘じ生きていってほしい。

 

 

 

 

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(以下次号)

 

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