今春憧れの志望校に合格した子のお母さんからメールが届いた。

嬉しいとか講師冥利に尽きるとか、そんなことを伝えたいのではなく、このメールの持つ意味について考えたい。

(本人名の部分は全て「息子」に変換させて頂きました。)


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ご無沙汰してます。
お元気でご活躍のことと思いますが、いかがお過ごしですか?
息子もなんだかんだで二学期に突入し、今日から初の●●中の●●祭を迎えます。
去年、息子と二人で●●中の学園祭に来たときには、来年ここにいることが夢物語でしかなかったことを、昨日のことのように覚えてます(笑)。

息子は夏休み前に、私の身長を越しました。
今や外で二人で歩くと怪しいです(自分が若いと思ってる私(笑))
喧嘩も酷いですが、愉しい日々です。
部活はバレーボールをやっていて(なぜこの時代に???(笑))、頑張ってるのかと思えば、俺はボランティアに行ってるんだと言い、その意味を聞くと「ボール拾いのボランティアだ」なんだそうです(gasp!)と、相変わらずズバッと生意気なこと言ってます。

今年の六年生も今頃は期待に胸を膨らませているかと思います。
決して最後まで諦めることなく、自分の夢を追いかけて欲しいです。
頑張ったら必ずその頑張りが証明されるし、受験は永遠に続かず必ず終わりがあることを胸に…頑張って欲しいです。

私は息子の受験の大事な時に、受験生の親として何もしてあげられず、本当に後悔しています、今書いたことも全て息子が教えてくれました。

受験は本人も親も成長させてくれます。

陰ながら、今年の六年生達にずっとエールを送り続けますね。

そんな息子はロボットの見張りとして今突っ立ってます(笑)
それでは…

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このメールは以下の要素で構成されている。

①近況報告
②成長を見守る母の想い
③我が子の成長の嬉しさ
④受験生へのエール
⑤我が家の受験の総括

さて、私が今日話題にしたいのは⑤だ。
このご家庭は、受験を「最後まで諦めない」気持ちがつき、「本人も親も成長させてくれる」ものであると総括している。
まさに私が目指す受験である。

この点において反論する方はどれくらいいるのか?
「何を言ってる!精神論や成長などではなく、保護者は合格させることに対価を払っているのだ!」
そう思っているかどうかは別として、実はかなり多くの方がそう考えているように見える言動をしている。

つまり、悪い意味で受験にのめり込んでいく親になっている。


受験は人生のゴールではない。
そんなことは誰もがわかっている。
その先の人生の方がよっぽど長く重要だ。
では、受験を通して子どもに何を得て欲しいのか?
まさか、第一志望へのパスポートだけ??

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