WHAT?

今、何をしているのかは誰でも言える。


HOW?

どのようにすれば良いのかは成功者は知っている。


WHY?

なぜ、それが大切なのかは一握りの人間しか言えない。


あなたの目標は何ですか?

目標を達成したい理由は何ですか?

どうしてそうしたいのですか?


もし、上の3つの問いにスラスラ答えられる人がいたら、その人はかなりの成果を出しているはずである。


たとえば営業マンに以下の問いを発したとする。


「あたたは10年後何をしていたいですか?」

「どうしてそうしたいのですか?」

「今の会社でないとダメなのですか?」

「お客さんはあなたの会社の商品を心から買いたいと思いますか?」

「その理由を熱く語り私を感動させてください!」


これに答えられる人がいかほどいようか。



子どもたちもそう。


「どうしていま勉強しているの?」

「どうしてその学校に行きたいの?」

「なぜそれが大切なの?」

「そのためには今何をしなければならないの?」


の問いに答えられる子がいれば成績は自ずと上がる。



塾講師も同様。


たいていは大志など抱いていないし、目の前の営業や実績作りに走る。


大人の側に夢がないから子ども達も犠牲者になる。


「オレの目標は●●中学(高校)に何名合格させることだ」などと言う講師がいたら、何も考えていないアホだ。


そんな人に大切な我が子を任せられない。


「オレの目標は何人の塾生を集めること」と顔に書いてある塾講師も同様。


そもそも自分の口癖=子どもは鉄砲の弾じゃない!はそういう現場を多く見たから定着した。




ここに私の塾の存在価値がある。



私のWHY?を述べよう。


中学入試はゴールではない


その時がピークで、進学してからしぼんでいくのでは意味がない。


遊びを我慢して苦しんで、親子の仲が悪くなって、成績が下降して、入試で燃え尽きる…。


そんな受験生活に何の意味があろうか?


良い中学受験は絶対に人生の財産になる!


いったい現在日本で何人の引きこもりやニートと呼ばれる人がいるのであろうか。


彼らを馬鹿にしたり、別のくくりで囲おうとしているのではない。


問題は「どうしてそうなってしまったのか?」だ。


もちろん家庭環境や友人関係など様々な背景があろう。


しかし、私が心を病んでいることは、


それを乗り越える力を小さい時につけてあげられなかったのか?


ということである。


中学受験には生きていく力を養う要素がふんだんに詰まっている。


目標を見つける

・それを達成するための計画を立てる

・うまくいかずに挫折しそうになる

・しかし積極志向で再度チャレンジする

・時には軌道修正をする

・家族や友達とのチームワークで進んでいく

・他人から評価される喜びを知る

努力の価値を知る

競争を楽しめるようになる

・自分から学べる積極性を身につける

粘りを身につける

・人と人との信頼関係を知る

・他人に対する感謝の気持ちの大切さを知る


まさに“人生の縮図”と言えよう。


正しい良い受験をすればこんなにもたくさんの「生きていく上で必要な力」が身に着くのだ。


でも、世間には「悪い受験」が横行している。


偏差値に振り回され、目標もなく日々を過ごし、家庭内関係も悪化し、子どもの目は生き生きとしていない…


そして心からよかったと言える入試ができなかった子が、その後どんな人生を送るのか。


昔だったら何クソ!で這い上がった人も多かろう。


しかし現在はそれを阻害する要因があまりにも多過ぎる。


親の死後も人生の荒波を乗り越えていける力を身につける中学入試をさせてあげることこそ、私の存在するWHY?である!!!!



と胸をはって言いたい。


こういうことを書くと「塾屋は合格させてナンボ」という批判があるのは十分理解している。


目先の数値があなたのWHY?なら、それを大事にすればいい。


私は教え方に自信があるし、成績を上げるテクニックも熱意も経験もある。


その上で「存在価値」を熱く語っているのだ。


私の教え子たちは逞しく育つ!



私のWHY?に賛同する方々に当塾に来てほしいし、全国の塾講師にはそれぞれの確固たるWHY?を持って子ども達に接してほしい。


昨晩も会社で人間関係がうまくいかず「辞めたい…」と苦しみもがく“大人”と飲んだ。


私の教え子をそうさせるわけにはいかない。


いや、むしろ日本を救うリーダーになってほしいのだ!!