子供が一言で「ミスしちゃった!」と言った場合でも、実は色々あるんです。


たとえば、昨日のテストでこんな事がありました。


本人を守るため数字を替えて説明します。


【事例1】


123/249(分数)という答えを書いた子がいます。


そう、約分していないのです。


正しくは3で約分して41/83が答えですね。


本当は123/249という答えを見て、「おかしいな…」と思うべきなのですが、実はこの子の場合は「倍数の判定方法」を正確に覚えていなかったのです。


1+2+3=6,2+4+9=15なので、両方とも3の倍数ですよね。


それを「ミス」という一言で片づけるわけにはいきません。


お子様は2,4,5,8の倍数の判定方法、3,9の倍数の判定方法、そして6の倍数の判定方法が言えますか?



【事例2】


143/182(分数)という答えを書いた子がいます。


そう、これまた約分していないのです。


正しくは13で約分して11/14が答えですね。


これも「おかしいな…」と思うべきなのですが、今度は事例1とは別の問題です。


「テクニック」を知らないのです。


約分できるかどうかは「差の約数」を検討すればいいのです。


つまり、182-143=39なので、39の約数が約分できる数の「候補」です。


39の約数は1,3,13,39なので、13が見つかるという知識です。


これも「ミス」という一言で片づけるわけにはいきません。


お子様は「差の約数」の知識を身につけていますか?



【事例3】


お子様はテストの答えをいつ書きますか?


はぁ?と思う方が多いでしょう。


実は昨日、 こんな子がいたんです。


まずは問題用紙にバーっと解いていき、後でまとめて解答用紙に答えを写す。


危なっかしいですよね。


これは極端な例だとしても、実は「書き写しミス」って結構多くありませんか?


これまた「ミス」という一言で片づけるわけにはいきません。



お子様は答案用紙に答えを書く時、どんな注意をしていますか?