今回は3S1話題の2回目。
早稲アカ中学部では毎月CTが行われます。
CTとはコンピューターテストの略語。
今回はそのCTから学んでみましょう。
私は毎回のCTを受けっ放しにはさせません。
生徒個人個人がどんな状態なのか?
クラス全体の間違いの傾向は?
ミスはどれくらい発生しているの?
を分析した上で、次回授業で必ず解説をします。
繰り返し指摘しますが、模試は一喜一憂するためのものでもないし、志望校判定に振り回されるためのものでもありません。
間違えた問題を教えてくれ、自分の課題を示してくれる絶好の“教材”なのです。
家庭では当然しっかり冷静に分析する。
塾の先生だって分析する。
当たり前のことです。
でも現状はしっかり分析している先生はほとんど見ない。
さて、次の写真は私が毎月作っていた表。
その名はCT正誤表です。
※Shift+クリックで大きくして見てください。
元早稲田アカデミーカリスマ算数講師

いくつかの傾向が見られます。
1青い線より下の子にはミスが目立つ
 ミスは生徒の答案を分析し、表の一番右の「miss」欄にその個数を打ち込みます。
2正答率の高い問題を間違える子は、青い線より下に集中する。
 正答率の高い問題を間違えた個所は赤く色を塗ってあります。
3クラス内格差が大きいように見えるが、実は赤の個数がそうしているだけ。
 そしてこれは出席日数や遅刻回数にも関連があります。
どうですか、参考になりましたか?
3S1公式テストの記事と合わせて考えると、何か見えるものがありませんか?