今日は月替わりということもあり、予定を変えて上のテーマにしました。
我が子が本気にならない!!集中力がない!!成績が上がらない!!という保護者の方は注目です!!

まずは次の表を見てください。
元早稲田アカデミーカリスマ講師

私が早稲アカの保護者会でよく使う表です。
チェックポイント5つのうち、お宅がどこに当てはまるか考えてください。
(中間の場合も0点か1点のどちらに近いかで判断してください。)

【CHECK①目塾の先生に対してお子さんの抱いている感情は?
「楽しい」「面白い」「怖い」「つまらない」等の表面的返答しかない。 ⇒0点
「厳しい先生だけどあの先生に最後までついていけば絶対○○中学(高校)に合格できるよ!」など、信頼関係がわかる発言をする。 ⇒1点

【CHECK②目お父さん・お母さんに対してお子さんの抱いている感情は?
「わかってるよ」「後でやるよ」「うるさい」などの言葉が目立ち、反抗的な態度が続いている。 ⇒0点
「いつもお弁当をありがとうね」「今日も送り迎えありがとう」「今度は頑張ってお母さんを喜ばせるからね」「絶対○○中学(高校)に合格して親孝行するからね」など、親に感謝していることがわかる発言を(たまにでもいいから)する。 ⇒1点

【CHECK③目お子さんは自分に対してどうですか?
「弱い」「甘い」「挫折」「コドモ」等の表現が残念ながら当てはまる。 ⇒0点
●ちょっとのことではへこたれない。たくましくなってきた。親から見ていてもよく頑張っていて、今後が楽しみだ。 ⇒1点

【CHECK④目お子さんの口にする言葉を教えてください。
※例えばお父さんが日曜日に「最近勉強はどうだ?」などと聞いたとします。
●何を聞いても、「別に」「普通」「まあまあ」「微妙」「うざい」など、単語で答える傾向がある。 ⇒0点
「算数で苦労しているけど、先生には質問ができているから大丈夫だよ。」というようにきちんと文章で返答する。 ⇒1点

【CHECK⑤目お宅の受験、現在までを振り返り評価してください。
●このままでは後悔が残りそう。受験の悪い部分が出てきている。子どもの心・体・言葉に心配な点が出てきている。親の私もストレスだけが溜まる。 ⇒0点
●我が家は受験がゴールとは考えていないので腰を据えてどっしり構えている方だ。我が子も一歩一歩成長している様子がわかる。受験の弊害は出ていない。 ⇒1点

さて、合計得点はいかがでしょうはてなマークはてなマーク

5~4点 みぎや 順調です。このまま栄冠に向けてひた走りましょう!ウインク
3~2点 みぎや どちらに転ぶかわかりません。今後の観察をしっかり!うぅぅ~
1~0点 みぎや よろしくありませんね。できることから改善を!涙

では、改善はどうすればいいのでしょうはてなマークはてなマーク

ご家庭でできる作業は以下のようなものがあります。ぜひ試してみましょう。
(1)子どもに定期的に「親への手紙」を書かせる。
心の変化が見て取れます。最初はペンが進まないかもしれない。「ウザい」と思われるかも知れない。でも、だからこそやる価値があるのです。そのままの状態で勉強したって成果は出ませんから。

(2)食事の前に今日の出来事と感想を話させる。
単語(短文)の連続だったら、文章で言えるまで食事はお預け。親は「具体的には?」「なぜ?」などと意識的に聞き、子どもが話せるように手助けする。

(3)目的目標を親子でしっかり話し合い、共有する。
目的は当然「なぜ受験をするか」であり、目標は長期・中期・短期がありますね。目的が本人の中でしっかりなければ壁に当たった時、くじけてしまいます。ところが、この“目的”がなく勉強している子が多いのです。親の押し付けになっていませんか?あるいは「周りが塾通いしているから私も通いたいとこの子が言ったから通わせたのに…」と子どもに責任転嫁をしていませんか?

(4)親も手紙を書く。
受験前日の夜、あなたが我が子に送る手紙を今から書いてみるのです。そこにはどんな言葉が綴られていますか?その手紙を何度も書いているうちに、心が落ち着き、我が子にかける言葉も違ってくるはずです。受験がうまくいかない理由の半分以上は親にもあると捉えるべきなのです。

今日は以上です。
最後に小澤が保護者によくする話を紹介します。

我が子が誕生した瞬間、受験のことを考えましたか?
以前お腹に赤ちゃんがいた頃から「この子は絶対に開成よ!」と話しかけていたお母さんを見たことがありますが、そんなのはレアケースですよね。
「五体満足に幸せな人生を送ってくれれば…」と思った方が多いはずです。
その子を中学受験の世界に投げ込むとき、親は悩んだはずです。メリットとデメリットを秤にかけたはずです。で、今がある。
そう、受験はゴールではない。その体験を通して子どもが大きく成長するメリットを親は選択したのです。
であるならば、“いい受験”をしなくてはならない。
偏差値?志望校判定?カリキュラム?確かに気になりますが、大切なものを見失ってはいけません。
今からでも間に合います。親・子・塾が三位一体になって、しっかりと歩んでいきましょう!
そして受験日当日、試験会場に入って行く我が子の(どんどん小さくなっていく)背中を見ながら、「いい受験勉強だったね。がんばったもんね。結果はどうでもいいから、思い切り試験を楽しんできてね!」と心の中で囁きかけられる…そんな受験をしましょう!