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皆様からのブログのコメントに対して

皆様からいつも多くのコメントをいただきありがとうございます。
コメントに対して返事をしようと書いていたのですが、長くなったので記事として掲載いたします。

乳幼児の車内放置、確かに深刻な問題です。
大切な命にかかわる問題であり、考えようによっては「未必の故意」による重大犯罪ともなりかねません。
アメリカの法律を参考にしながら、しっかりと議論していきたいと思います。

ところで、子ども手当について多くのご意見をいただきました。
昔は平均するとはるかに貧しい時代に多くの子どもを自力で育ててきました。そこには「大家族」や「地域の助け合い」という子育て環境が存在していました。
今、大家族や地域の助け合いに代わるものは「お金」でしょうか。それとも保育サービスの充実などの環境整備でしょうか。私は、両方のバランスのとれた政策が必要だと思います。

すなわち
1.児童手当て、扶養控除の復活
2.保育サービスの充実
3.給食費、通学費等の無料化
4.育児休暇の充実(男性も取りやすい制度環境づくり)
5.父親参観しやすい環境づくり
6.地域のコミュニティーづくり

あくまで単純計算でですが、民主党の「子供手当て」を全て実行するならば、毎年5,5兆円かかります。3年分で大震災復興財源に匹敵します。高速道路無料化等他のマニフェストも合計すると、最低でも毎年17兆円(最低保障年金等を除く)必要であり(税収は41兆円足らず)、財源なき「壮大なバラマキ」であったことは否定できません。

もちろん、格差社会にあってどうしても立ちゆかない人たちに特別の支援をすることも必要です。同時に私達の日本そして日本人は、まだまだ活かしきれていない多くの潜在力を持っています。その潜在力・底力を引き出すのも政治の大きな役割です。

さらに言えば、民主党のマニフェストには「選挙目的」はあっても「政策目的」には乏しいと言わざるを得ません。

すなわち
子供手当てに限らず
「頑張る人を応援する。困っている人に手を差しのべる」
のが自民党です。

なお、自民党は野党になり、厳しい経験・勉強を重ねてきました。その中で自民党自体がだいぶ逞しく変わりました。
若手がどんどん前に出るようになりましたし、今回の大震災に際しては、「自民党ならこうする」という具体策を次々と577項目に渡って提言し、その多くを政府が受け入れざるを得なくなり、震災対策を立法措置も含めて実質的には自民党がリードしています。(ただ、政府の対応が大幅に遅れがちではありますが)

そして民主党の政治、政策が反面教師となり、真に国家国民の為になすべき政策が見えてきました。今自民党はどの分野を聞かれても「自民党ならこうする」という対案を自信を持って応えることができます。
今までの経緯、マニフェストに見られるように民主党が政権の存在理由を失った今、一日も早く自民党主導の真に国家国民の為の政治を取り戻したい思いでいっぱいです。

http://blog.livedoor.jp/o_yasuhiro/archives/1469746.html