憧れのエアーズロックです。
ウルル-カタ・ジュタ国立公園にある、この一枚岩の山がエアーズロックなのです。ただし、エアーズロックというのは AyersRock という人名で、ここを発見した探検家を支援した方の名前だということです。しかし、先住民は元々この山を ウルル と呼んでいて、彼らの神聖な場所としていたのです。
ウルルの関係本を見ると、登山が出来る確率は10%とか30%とかと書いてあります。何故かというと、
・先住民の儀式がある。
(彼らは神聖な場所に基本的には登ってほしくない。)
・天候が悪い。
・晴れていても風が強い。
と、こんな理由で登山口が閉鎖されるようです。
私たちの今回の基本計画は2日目が登山となっているのですが、門が開けばいつでも計画変更して登りたいというガイドさんの言葉でした。前述の理由でいつ閉鎖されるか分からないからです。
案の定、私たちが到着した時点では風が強いということで閉鎖されているという情報でした。でも、とにかく登山口に行ってみないと分からないということでバスで向かったところ、門が開いたらしいという情報がありました。
到着すると門が開いています。
登ることが出来るのです。
バンザ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜イ・・・!!!!!
さぁ、登山開始ですが、ウルルは地球のへそと呼ばれている一枚岩です。凄いですよね。でも、ガイドさんに聞いたら、氷山の一角という言葉があるように、これは一部が飛び出しているだけで、ほとんどは地中にあるのだそうです。でっかいでっかい一個の石なんですねぇ・・・!
さぁ、本当に登山開始ですが、グループで来られた方々は3通りに別れるそうです。
それは登り初めが急で、度胸試しの場所になっているからです。なにせ、最大斜度45度、平均斜度38度とかいうことなので、
・見て、最初から諦める人
・登り初めてはみたものの、諦めて引き返す人
・登り続けられる人
と、いろいろなパターンになるようです。
では、そういったことを頭に入れて、以下をご覧いただければと思います。
あっ、そうそう、ガイドさんの話だと、途中まで登ったけれど下りられなくてレスキュー隊が出動したこともあるようです。さらに、悲しいことですが、転落してなくなられた方もいらっしゃいます。
さぁ、登るぞと思ったら、うちの奥さんはちょっとオタオタしています。
ハイ、私は悠然と・・・。
あれっ、休憩かな。
下を見ると、車が小さく見えて、お〜っ・・・。
急傾斜の鎖はもう少しだ、というところで1枚記念撮影っと・・・。
ここからは尾根となり、白線が引いてあります。
延々と続きます。
また記念写真・・・!
お〜い、平らになったからって、急に早くなるなよ〜・・・。
山頂らしきものが見えてきました。
山頂に到着し、そこにはこんなものがあります。
ハイ、証拠写真です。
山頂からの眺望です。
後は下るだけです。
どんどん下りて気づくと、あれっ、周りに誰もいません。
と言うわけで、ウンいいねぇ、こんな写真が撮れました。
一番下まで下りると、この時点で、もうまた鍵がかかっていました。
登山の私たちの時間はこうでした。
登山開始 PM3:45
山頂到着 PM4:40 (登り55分)
下山開始 PM4:45
登山到着 PM5:25 (下山40分)
また、今回の登山で門がたびたび閉鎖される理由が分かりました。
私たちが登り始めた時の登山口は無風でしたが、山頂は強風で帽子が飛ばされそうでしたから、たしかにねぇ・・・。
そんなわけで、私たちが下山してきた時点では、また門が閉まっていました。
そしてですよ、当初登山計画の次の日もですよ、強風でずっと閉鎖でした。
本当に幸運にも、ワンチャンスで登ることが出来たのです。
良かったぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・!!!!!
ウルル、本当にありがとう・・・。
なお、先住民族アボリジニの聖地であることが理由で、2019年10月26日から観光客の登山が禁止となりました。