日本から出発の2週間くらい前、ツアー会社から電話がかかってきました。

その内容は、パイネ国立公園が山火事になって閉鎖された、というものでした。

え〜っ、と驚いてしまいましたが、もしこのままなら国立公園内には入れないので、何処か周辺のハイキングをして、遠くから眺めるしかないということでした。

不安なままの出発となってしまいましたが、ブンタアレーナスを出発してパイネ国立公園に向かう専用車に、さっき国立公園が再開したという連絡が入りました。

ラッキー!

と言うわけで、本当に滑り込みセーフでパイネ国立公園の大自然を楽しむことができたのでした。

同じアルパインツアーのツアーで我々より何日か早いのがありますが、そのグループはおそらく入れてないと思います。

入園してみると、こんな景色が・・・。

黒い山肌は、全部焼けた後なのです。

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、私も消火に一役、とこんな格好をしてみましたが、すいません、このホースにはご覧の通り水は来てなくて、ちょとした真似事でした。

 

 

そして、いったん鎮火した山火事でしたが、異常気象での乾燥続きのため、また火がくすぶりだしたという情報が入ってきました。

私たちがグレイ湖へのハイキング中、水を汲んで消火に向かうヘリコプターに出会いました。

 

 

山火事の原因は、公園内でキャンプしていたイスラエル人の火の不始末で、その人は特定されており、当局に監禁されているということでした。山の再生には20年とかという時間が必要なそうですが、これを一個人がどう弁償できるのでしょう。チリではどういう扱いをされるのでしょう。まさか、終身刑とか・・・。