ファイナンシャルプランナーでライターの小澤美奈子です。
楽しかったお正月が過ぎ、三連休も終わろうとしています。
この時期、ふとお財布の中を確認しながらお金を使い過ぎたことに後ろめたさを感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そうは言っても、楽しい思い出は何ものにも代え難いことなので、良しとしたいものですね。
新年を迎え、今年の貯蓄目標を立てた方も多いと思います。
着実に貯めるには、毎月3万円貯める、1年間で100万円貯めるなど、具体的な数値を掲げることが大切です。
さらに、必ず貯めるためには、給与天引きの「社内預金」「財形貯蓄」や、「銀行の自動積立て預金」などを利用することが効果的です。
さてここで私自身のお話をします。
20年ほど前のことになりますが、社会人になってすぐに一般財形でお金を貯め始めました。
入社当時、人事の担当者から財形制度の説明はあったものの、お金に無頓着だった私はすぐに申し込まず、実際には職場の先輩の強い勧めではじめたことを覚えています。
当初は毎月3万円を貯めていたのですが、途中で額を増やし、毎月5万円ずつコツコツ貯めていたと思います。
毎月5万円貯めていれば、1年で60万円、5年で300万円になります。
さらに結婚してからは住宅財形もはじめました。
実は独身時代はお給料日前になると、銀行の残高が少なくなって困ったことがよくありました。結婚してからも時々ありました。
理由は貯金貧乏になっていたからです。
その甲斐があり、当時の会社を退職するまでの12年間、1~2回途中で払い出しはしましたが、結構な額を貯めることが出来ました。
その時貯めたお金はというと、住宅購入の際の頭金に充てることができ、とても助かりました。
今になって思うのは、貯められるうちは、多少無理をしてでも貯めることが大切だということです。
現在我が家は中学生と高校生の子どもがいて、授業料や塾代の負担が大きく、実際当時のような貯め方は難しい状態です。
なので今しみじみ「あの時貯めておいて良かった」と感じています。
一般的にお金が貯めやすい時期は、独身時代、子どもがいる家庭では子どもが小学生の間までとなります。
中学受験をするご家庭なら、子どもが小学校3年生までです。
参考までに、老後資金目的なら、子どもが独立してから定年までの間も貯めやすい時期です。
今、その時期に該当すると思う方は、是非覚えておいてくださいね。
また、今年からつみたてNISAがはじまりました。
つみたてNISAは初心者が長期的な資産形成を始めるのに、とても適した制度だと思います。
詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください。
●制度の成り立ちや概要について
(ヨミウリオンラインさんに寄稿させていただいた記事です)
●制度について
金融庁「つみたてNISA」
無理なく貯めるためには、今回ご紹介した方法でお金が貯まるための仕組みを作ってしまい、後は残ったお金の中でやりくりするとよいでしょう。
皆さんの参考になれば幸いです。
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