グーグルグラス | OZAKUのブログ

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小作志野のブログです。只今実験中。

Googleが開発している、「電脳コイル」に出てくる電脳メガネのようなウエラブルコンピュータ。

グーグルグラスの画像検索-Google

装着感イメージ映像



このメガネに使われている技術は、これまでにそれぞれ別々開発されてきた内容で、
それを1つの大衆向け商品として発表すること。
Googleが構築している情報網に接続する端末として位置付けていること。
それと、スマホ同様、アプリ開発がオープンになっている事が特徴ですが、

メガネ型端末「グーグルグラス」のアプリ開発が解禁
-2013/4/17 8:00-日本経済新聞


ここまでなら、それほど騒がれる事でもないような気もしますよね。

できる事はスマホと同じじゃないかと。


決定的に違うのは、ウエラブルコンピュータであること。

つまり、人間の視覚や聴覚に直接情報を重ね合わせてくる機器が大衆向け商品として設定されたことが重要です。


スマホの段階では、人間は自分とは別の機器上のデータにアクセスしているという感覚があるわけですが、今回発表のものは、そのワンクッションがなくダイレクトになる。
私がこの目で見て、この耳で聞いて、自分の頭で判断しているという生身の領域に、直接介入してくる機器と言えます。

まあ、このウエラブルな方向は昔から予測されていた事で、技術そのものは良くも悪くもありません。


メガネのスペックは以下の記事に。

グーグルグラス、ついにスペック公式発表!
-2013.04.13-ギズモード


【関連情報】
電脳コイル 天沢 勇子vs大黒黒客倶楽部vs橋本文恵(ふみえ)-Hayasi Toukiさんが2013/02/02up

このアニメのこどもたちの戦闘シーンで体感されている爆発とか光線などは、リアルな世界として人体が認識している情報に、電脳メガネを使ってデジタルデータを介入させ現実感として受け取れるよう合成した複合情報です。メガネをかけているこどもたちは、それを自身が直接体験しているリアルな出来事として認識するわけです。
そして、この戦いで奪われるお年玉の価値や、抜かれる情報、さまざまな体験は、物理的な存在そのものの未来に影響を与える可能性がある、と言う事です。

このあたり、リアルとバーチャルの関係については、大学勤務時代から研究テーマにしてきた事のひとつです。

ちょっと話題から外れますが、
上に貼った画像検索のページを見ていて、
これが似合うのは、意外にも白人ではなく黒人のような気がしました。黒人まで行かなくても、肌に色がついている人というか、なんとなくそんな気がします。
そのような事も含め、身につけていて肩身の狭い思いではなく、逆に誇らしく感じられるところを目指さなくては成立しない必然性の見え難い大衆向け商品では、ファッション性が問われるんだなと思いました。