ハクキンカイロ-調整-5 | OZAKUのブログ

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小作志野のブログです。只今実験中。

この冬はハクキンカイロの中古を入手し、
24時間稼働中!

使い捨てカイロとは違い、燃料を継ぎ足して使います。

本日はその燃料関連で、匂い対策について書きたいと思います。



ハクキンカイロは、プラチナの触媒反応を応用した化学カイロで、
気化した燃料がプラチナ触媒の酸化作用により発熱する原理を使っています。

このため、使う人によっては、この気化した生ガスが臭くて使えない。
という方も。


私も使い出してからしばらく経った頃に、この匂いがキツくなり、
身体に悪そうというくらいになりましたので対策を考えました。

まず、
原因となるのは、酸化作用されていない生ガスがカイロから出ているからではないか?
との仮説を立てました。

この生ガスは、近くにストーブとかガスファンヒーターがあると燃えますから、
さらに臭く感じるのではないか?


ならば、
気化する生ガスをすべて反応させてしまえば良い、と言う事になる。

対策1
プラチナ触媒が入っている火口の石綿が、ふわふわと盛り上がって来ていたので、
これを千枚通しの腹でぐいぐい押し込んで、新品に近い高さに押さえ込んだ。
このようにする事でセル密度が上がり、石綿を通り抜ける生ガスがプラチナ触媒に出会う頻度が上がるはず!
指で押さえ込むと、使えなくなるとか。。

対策2
そもそも酸化作用量以上のガスが発生しているのではないか?
Webで調べて、アルミホイルでタンクの穴を小さく調整する方法を試してみました。
URL失念。

やり方
1.
先ずタンクの口をアルミホイル2枚重ねくらいで塞ぐ。
2.
火口を取り付ける。
3.
外にはみ出しているアルミホイルを、火口の側に折る。
火口を取る。こんな感じ。

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横から。(対策1で書いた石綿の高さはこれくらいがベスト。)
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3.
このアルミホイルに、千枚通しなどで穴を開ける。
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このようにすると、気化して外にぬけるガスの量を減らせる。

4.
燃焼実験してみる。
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問題ありません。

結果
全体が暖まるまでにはすこし時間がかかるようになりましたが、
火口に鼻を近づけてようやく燃料の匂いがするくらい軽減できました。
時間も長く保つようになりました。


カイロの匂いでお困りの方は、一度おためしください。