理解できない答弁 | 富田林市議会議員 尾崎哲哉 オフィシャルブログ「市民の想いが富田林市を変える」Powered by Ameba

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3月議会のとんだばやし未来代表質問が終わりました。

今回は大きく6項目について質問をしました。

その中のひとつで、「避難所などの備蓄体制について」の質問では、全く理解できない答弁がかえってきました。


現在富田林市では、緊急時まず必要な水・毛布・食糧などの備蓄品は市内おおむね3か所にしか備蓄していません。避難所に指定されている学校や公共施設に避難しても備蓄していないのです。


今の備蓄体制ではだめなので、「早急に各避難所に分散備蓄すべき」と昨年の6月議会でも取り上げ、市に対し要望してきました。

そして、それから9カ月が経過し、今議会で同じ質問を再度行いましたが、答えは、備蓄体制は何も変わっていませんでした。

この9ヶ月間何をしてきたのか?って話です。


僕が言ってることは、「今3か所にある備蓄品を各避難所に分散すべき」と言ってるだけで、新たに購入すべきとか言ってるのではなく、予算措置もいらない話なんです。ここにあるのをそっちに移動させるだけなのに、そんな簡単なことが9カ月間も何もせずにほったらかしでした。

市のスピード感の無さ、危機感の無さにはあきれてしまいました。


それともう一つ。

今回、ラジオ・ライトなど新たに災害備蓄品16品目購入し、備蓄することになりました。

備蓄品が充実されることは、評価すべきです。

しかし、その備蓄場所が理解できないものでした。

具体的には、

 

市民会館(あわが池)・市民総合体育館(美山台)・総合福祉会館(宮甲田)

東公民館(山中田)・かがりの郷(南大伴)・富田林支援施設(甘南備)

以上の6か所です。



これらの施設は、市内東部のみです。市内西部には、人口の約45%を占める金剛・金剛東地域、その周辺地域も含めると約50%の人口があります。金剛・金剛東およびその周辺地域には、今回の新たな16品目の備蓄はありません。

「なぜこのような偏った備蓄体制になるのか。」「このような備蓄場所は今すぐ見直すべきである」と質問しました。

しかし、この答えも市はすぐには変更しないみたいです。


大規模な災害時には、道路や交通の寸断・消防や警察の機能マヒ、市職員自身の被災などにより、危機対応体制が崩壊します。備蓄品を各避難所に届けるのが困難な状況になるのが容易に想像できます。現在の備蓄体制では一部の市民だけしか救えないと市は考えないのでしょうか。



詳しくは富田林市議会のホームページで映像配信が行われています。今回の質問の全文が放映されます。

http://www.city.tondabayashi.osaka.jp/gikai/index.html