熊本から帰ってきて | クマ日記

熊本から帰ってきて

熊本地震から1ヶ月ちょっとが経った。

大切な人が多くいる熊本のことが心配で心配で、1日も早く飛んで帰りたかった。

そして4月末にようやく帰ることができた。

家族や友人たちの笑顔に救われた。

でももう二度と会えなくなってしまった人もいた。

テレビで何度も流れる名前を見て、誤報であって欲しいと願い続けたがやっぱり誤報ではなかった。

2週間以上いた熊本では、ほとんど実家の豆屋の手伝いをした。

みんな被災した中、大切な人をなくした中、一生懸命働いている。

私も少しでも力になれればと、一生懸命頑張ったが情けないことに失敗ばかりだった。

仕事の合間に、気になっていた熊本市動物愛護センターや竜之介動物病院にもおじゃました。

ここでもまたみんなの笑顔に救われた。

犬や猫たちもさぞかし不安だったろう。

収容頭数がいっぱいだった熊本市動物愛護センターにも、

多くの支援の手が差し伸べられ、県外の保健所や愛護センターに何十頭もの子達が引き取られていった。

そこからすでに新しい飼い主さんのもとにもらわれて行った子も多くいるという。

そして、いち早く飼い主さんとの同伴避難先として多くの人や動物たちを受け入れた竜之介動物病院。

みんな被災しているのに、目の前にいる動物や飼い主さんのために懸命に働いている。

先生も地震があってから、1日しか家に帰ってないという。

支援の手に心から感謝して、被災されている方に温かい手を差し伸べる人たちに頭が下がる思いがした。

熊本のみんなは頑張って力を合わせて前を向いて歩き始めています。

でも、熊本のみんなが元どおりの生活を送れるまで、

熊本が元どおりの姿に戻るまで、

長い時間がかかりそうです。

みなさんからの応援が何よりの力になると思います。

これからも長期的な応援をどうぞよろしくお願いします!!


熊本市動物愛護センターにいるおじいちゃんの犬がもらわれることに。
職員さんも嬉しそう。


この子はおとなしそうだけどちょっと噛むらしい。
そのこともよくわかったうえで、この子ももらわれることになった。



ほかにも新しい飼い主さんを待っている子たちがいっぱい。


職員さんから3時間おきにミルクを与えてもらっている仔猫


まっすぐこちらも見る子猫も、新しい飼い主さんを待っている



熊本市動物愛護センターも塀が崩壊したり地割れがあったり大変な状況。
これから余震が続くと、さらに崩れていくことが心配されている。


西原村で見かけた人なつっこい猫。
近所の人に聞いてみると、飼い主さんは避難所にいて毎朝ご飯をあげに来ているという。


地震直後にペット同伴避難先としていちはやく対応してくれた竜之介動物病院の徳田先生(左)
写真展のとき中心になってパネルを展示してくれた米良さん(中央)
ご実家が益城で大変な状況の中、明るく仕事をこなす堀川さん(右)


実家のサキちゃんも揺れにビビりながらも元気いっぱい。