川口市、蕨駅東口徒歩15分の

おざきピアノ教室です。

 

●アメリカ教本を使い始めて20年以上。

●コーチング、教育学、心理学などを取り入れたレッスン。

●生徒主体のレッスンを目指しています。

 

じつは病気の父がいるのですが
先日、帰省した時に、

 

「父の病気を知りたい!」と

母はお医者さんが読むような
専門書を買ってました。

 

 

もちろん読んだところで

冒頭の数行すら意味が分かりません。

 

肺何とか…って書いてる。

何かの組織の名前だろう…くらいはわかるけど


・どこにあるのか?
・どんな働きをするのか?

がわからないので、

 

文字は読めても

意味は全く分かりません。

 

 

でもそれって

初心者の人がショパンなどの
難曲を弾く時の感じに似てる。

 

音符は読めるけど
・どんな音がするのか?
・どんな指の動きなのか?

がわからないんですよね。

 

すると
・ココの鍵盤弾くらしい
・何か黒鍵弾くらしい

など鍵盤の場所を覚えようとするケースが多いです。

 

この方法は

さっきの医学書を丸暗記する感じなので

曲の難易度によっては年単位かかりますね。

 

 

もちろん
カンパネラおじさんのように

 

「この1曲が弾ければいい」

「この曲が弾けた!の達成感を味わいたい」
だったらそれでもいいけど

 

悲しいことに
人の記憶量には限界があるので

 

あれだけ練習したのに

1ヶ月弾かないと忘れた…

はよくある話です。

 

なんだかすごく

時間がもったいない気がするんですよね。

 

 

しかもそれは

医学書を意味もわからず
言葉だけを丸暗記するのと同じ。

 

難しい専門用語も丸暗記。

もう挫折するのが目に見えてる…

 

でも、わからない言葉を調べ、
どんな働きをするのか?

などを理解しながら読めば


時間はかかるけど

内容は少しずつ理解できると思います。

(とはいえ、数年はかかると思う)

 

そして、他の医学書を読んだ時は
今回学んだことを思い出しながら読めば
今回ほど時間はかからないでしょう。

 

 

譜読みも同じ。

 

音符をグルーピングし、
どんな理論が使われているか?
その結果どんな音がするか?
どんな指の動きか?

 

を理解し、想像しながら弾けば

忘れにくい。

 

例えば

ペツォルトのメヌエット。


・1小節目:なぜ左手にラがあるのか?
・3小節目:Cコードの響きはどんなイメージか?

・3小節目:右手ミはなぜ3の指か?

 

 

他にも

・なぜそこに♯があるのか?
・それによってどんな音のイメージになるのか?

・指は何番の指を黒鍵に置くのか?
・黒鍵に置きやすくするために、どんな準備をしておくか?

などなど

 

 

すると他の曲にも
応用できる知識が身につくので

少しずつ読譜力が上がります。

 

読譜力が上がると

他の曲も楽しめますね。
 

 

でもこれが
・何かココの鍵盤弾くらしい
・何か黒鍵弾くらしい

だけでは

 

さっきの医学書を丸暗記する感じなので

曲の難易度によっては年単位かかります。

 

 

このようにちゃんと理論を学び

音を聴きながら譜読みをすると

 

練習の時から音楽を味わえます。

 

弾けたら楽しい!ではなく

弾けてなくても練習が楽しいんですよね。

 

そんな
「音楽を読む譜読み」をおすすめしてます。

 

 

1年あれば

簡単な曲は初見で弾ける実力はつけられますよ。