川口市、蕨駅東口徒歩15分の

おざきピアノ教室です。

 

●アメリカ教本を使い始めて20年以上。

●コーチング、教育学、心理学などを取り入れたレッスン。

●生徒主体のレッスンを目指しています。

いま、過去のセミナーを再編集してる。


「でもやっぱり実際のレッスンの様子が
あった方がいいかな?」

とも思い、

 

過去のレッスン動画を探してるんだけど、

 

レッスン動画を撮るって、

意識してないとレッスンに夢中なので

なかなか適切な動画がない。

 

あっても

できるお子さんで
あんまり参考にならなかったり…

 

そこで模擬レッスン
(私が画面越しに生徒ちゃんに話してるつもりのレッスン)
を撮ってる。

 

これが恥ずかしいんだけど

だいぶ慣れてきた。

 

面倒だったりするけど
自分の指導の流れもわかるし

案外細かくステップを踏んでるのも分かる。

 

 

 

気をつけないといけないのが
話す1文に
たくさんの情報を入れないことだ。

 

指示を出す時は

「1文=1指示(1行動)」が基本。

 

これはここ数年気をつけてる。

 

例えば発表会のお辞儀を教えるとき

「この線に立って、手は軽く添えて、お客さんの方を見て、頭はこれくらい下げて、3秒くらいね。」

 

じゃなく

 

「今からお辞儀の仕方を練習しまーす」

 

「まずはこの線に立ちまーす」

(立つのを待つ)

 

「次に手を軽く添えまーす」

 

「こんな感じでーす」

(見せる)


「次にお客さんの方を見まーす」

 

「頭はこれくらい下げまーす」

 

「そして123って数えまーす」

 

こうしてその工程を細分化し

場合によっては一つ一つ示しながら、

一つ一つやってもらう。

 

こうするとだいたい1回で通じる。

 

でも一気に伝えると、

 

最初か最後しか覚えてなくて

何度もやり直しになったり、

 

一応できても

時間が経つと忘れてたりする。

 

「もう何回言わせるのよ!」
となる。

 

伝える側は、その工程がわかってるから楽なんだけど

初めてやる人にとっては
 

「え?!ちょっと待って!」となる。

 

そう思ってるうちに

説明が進んでる。
って感じ。

 

だから何度も言う羽目になる。

 

なので数年前からは

1つずつ伝えてる。

 

 

 

実はこれは曲指導にも応用ができる。

 

「ここはリズムを気をつけて、ここはp、最後はRit.ね」

ではなく

 

「まずはリズムに気をつけまーす」
(弾かせる)

「今度はpを気をつけまーす」
(弾かせる)

「最後はRit.にしまーす」

(弾かせる)

と「1回弾く=1要素」って感じ。

 

ほんと、相手を変えるよりも

自分のやり方を変えた方が早い。