こんにちはリタイアンです。

前回紹介させていただいた書籍 「聖家族・おおハッピーライフ!」 
今回はこの本の中から山田洋次さんと齋藤茂男さんの対談を紹介したいと思います。

山田洋次監督といえばやはり
寅さんの「男はつらいよ」が有名ですね。

そして寅さんと言えば

渥美清さんです。

齋藤氏の「彼自身の素顔っていうのは、やっぱり寅さん的なところがあるんですか?」質問に

山田監督は渥美清さんについてこう答えている。

「うーん、そうだなぁ・・・。まず観察力のすばらしさということですかね。
非常に大事なところをピシッと見てる。
余分な物は一切見ていない。
だからある意味じゃ本当に無知であって、
あのひとは余分な知識を一切身につけないみたいな人なんじゃないかと思いましたね

うまく説明できないけれども、渥美ちゃんという役者はね、
とても抽象的な世界に導きいれてくれるというのかなぁ・・・、
ある抽象の世界で、直截に人間についてスパンと描いてみせちゃうというような、
とても単純なデッサンでね。そういう人ですよ。
だから彼がなんのをやっても似合わない
運転手やってもなんかピンとこないし、商店のオヤジやってもどうもおかしい。
家庭でパパになっても変だし、「あなた」って女房に呼ばれるのも似合わないという、
非常に変な俳優なんですよね。」

渥美清さんのイメージ。

「何をやっても似合わない。」

それでも、それだからこそ寅さんという役柄が生まれた。

渥美清さん、とても稀有な役者さんだったのですね。

正月あたりに寅さんのTV放送あるでしょうかねぇ、
もし放送されたならこの山田監督の発言を思い出しながら
じっくり見ようと思います。