尾崎由衣オフィシャルブログ『由衣のSORA色パレット』powered by アメブロ-20100227234549.jpg

私が阪神ファンのようにプライベート等を差し置いてまで、応援してきた選手がいます。


それが“浅田真央”選手です。


そんじょそこらの好きには負けない自信があります。

生で観戦したことはないけれど、真央ちゃんのプログラムはシニアデビューした2005年から全て覚えているし、何度も録画したものを見返したりしています。

真央ちゃんが出場する大会が放送されるとなれば、なるべく予定を入れないように努めるし、誰かのファンになったことが一度もなかった私が手放しで応援してきました。

もともとフィギュアスケートが大好きな私。

クラシック、綺麗な衣装、ストーリー、軽やかに舞う選手たち。

私の大好きなものが全て詰め込まれてる。

そして、それがスポーツだということ。

強さと美がこれほど共存したものは無いと思うし、子供の頃からフィギュアを観るのが大好きなんです。


その中で、誰よりも好きな選手が浅田真央選手。

彼女の美しくタフなスケーティング、軽々と跳んでしまうトリプルアクセル、誰からも愛される笑顔、負けず嫌いな性格…

好きなところを挙げればキリがないですが、
それら以上に好きなところが“挑戦し続ける姿勢”。

ステップ付きのトリプルアクセルに挑戦したり、先シーズンのFPでの仮面舞踏会の複雑なストレートラインステップ、SPでのトリプルアクセルからのコンビネーション…。

毎年自分に課題を課して、挑み続ける真央ちゃんにとっても勇気づけられています。

今シーズンだって、正直ラフマニノフの“鐘”を使用したのはびっくりしました。

私としては、真央ちゃんにはバイオリンの旋律で速めのテンポの曲が合うと思っているので(かなり独断と偏見ですが笑)、こんなに重厚な曲で大丈夫かなと一ファンながら心配してました。

シーズン序盤ではかなり不調だったみたいだし、プログラム自体をまだ自分のものにしきれていない感が否めなかった上に、まさかのグランプリファイナル欠場…。

ハラハラした反面、いつも奇跡を起こしてきた真央ちゃんを信じていました。

年末のオリンピック行きを決めた全日本選手権、バンクーバー前の四大陸選手権での、フリーの見事な演技を観て改めて彼女の強さを感じました。

そしてバンクーバー。

ずーっとスケートを観てきた私なので、キム・ヨナ選手の強さはよく分かっていました。
スピード感溢れるスケーティング、表現力の素晴らしさ、磨き上げられた三回転のコンビネーション、精神面での強さ…。

しかもヨナ選手のコーチはカナダ人で、トロントは彼女の練習の本拠地。

ジョアニー・ロシェット選手にしろ、どうしたって地の利が働くだろうと思います。

そんな中、真央ちゃんは日本中の期待を背負い、精一杯頑張ってくれました。

一年で磨き上げられた表現力と音楽に負けない素晴らしいスケーティング、誰にも跳べない最大の武器トリプルアクセル。
バンクーバーでの“鐘”は彼女が19歳までスケートに打ち込んできた全てが詰め込まれていて、私はボロボロ泣いてしまいました。

バンクーバー五輪の女神は真央ちゃんに微笑んではくれませんでしたが、私を含めた日本中の人々が彼女の頑張りに胸打たれただろうと思います。

終わった後のインタビューで、あんなに号泣している真央ちゃんを見るのは初めてで、四年間彼女の頑張りをずっと見続けてきた私はすごく切なくて悔しくて、またまた号泣してしまいました。


ただ採点競技なので点数面では(一介のスケートファンだという私ですが)かなり疑問が残ります。

誰も出来ないトリプルアクセルを三回も跳んでいるのにそんなに評価されていないこと。
安藤美姫選手がSPの三回転コンビネーションで、真央ちゃんがFPで三連続で、ランディングが乱れたとはいえ回転不足の判定がされたこと。


五輪はグランプリファイナルや四大陸より認定が甘そうだったし…。
細かいことをいうと本当に色々ありすぎます(笑)

点数表を見ると、なんだか不可解な厳しさを感じずにはいられません。

機械ではなく人間が点数を付けるのだから、仕方がないし、それでも勝てる強さと運を手に入れなければダメなんだという現実…。

地の利、時の運、観客の心、スケートリンク、そして自分自信。

総てを支配した人が立てる場所が、表彰台の一番高いところなんですね。


が、私はただスケートが好きなだけで、審判ではないし、解説者でもないので、気にせずサラッと読み流してくださいね(笑)


残すところはエキシビジョン。

初めての舞踏会を軽やかに踊ったSP。
ミスはあったものの最後まで諦めずに力強く滑りきったFP。
悔しさと嬉しさの銀メダル。

真央ちゃんがインタビューで『銀はステップ』だと言っていました。
三十路の私もソチ五輪の表彰台の真ん中で愛らしく笑う彼女がいることを期待してしまいます。


金メダルに値する銀メダルを私たちに届けてくれた浅田真央選手。

ファンの私にとっては、最高の誕生日プレゼントでした。

これからも持ち前の負けん気で、彼女らしく伸び伸びと成長し続けてくれることを一ファンとして願い、いつまでも応援していこうと思います。

長いのにここまで読んでくださってありがとう。

このテーマで卒論書ける自信があります(笑)


次回のブログは、誕生日コメントを下さったファンの方々一人一人に愛を込めてメッセージを書きたいなと思ってます☆
追加で質問とかあれば良ければ書いちゃってみてください♪


…ってここまで読んでる人いるのかなぁ(笑)