PENTAX ME 1976年

また古いカメラです。ついに70年代に突入しました。

こちらは絞り優先AEのカメラ、シャッタースピードだけオート。

あとは絞りもフォーカスもマニュアル。

適当に好きな絞り位置に合わせたら、あとはカメラが勝手にシャッタースピードを決定してくれます。

例によって期限切れのフィルムで写りは良くありませんが・・・

絞りはマニュアルで設定する必要があるものの、

マニュアルモードは存在せず、操作系は非常にシンプルです。

ファインダー内にシャッタスピード、適正露出範囲外となればOVERやUNDERの表示。

わかりやすい。使いやすい。人に貸しても簡単に操作方法を説明できます。

早い点滅とか遅い点滅とかに意味を持たせるカメラも多いですから。

しかし、このカメラの本当に優れているのは”軽い”ことだと思います。

調べれば460gほど、だそうで。レンズも軽い。

持ち歩くのが本当に楽です。他のカメラたちは電池もたくさん入り、重いものばかり・・・

そう考えればフィルム巻き上げも手動ですが、その分軽いわけですね。

私の知るフィルム一眼では、圧倒的に持ってお散歩するのが楽です。

やや暗めに撮れる印象。

新しいフィルムを入れたら、いい雰囲気が出そうです。

軽いカメラですが、質感はしっかりしていて、表面はほぼ金属と貼り込まれた皮革。

大きさも小ぶりながら、他のカメラに劣らない質感を持っています。

某所に保存されている蒸気機関車ですが、保存状態が悪く朽ちています。

この状態の悪さは逆に珍しいかもしれません。

こういった被写体は、期限切れの粗い写りも雰囲気を演出しますね。

ということで、散歩へ持ち出すには最適なフィルム一眼です。

今後も積極的にフィルムを入れて、外に持ち出していこうと思います。