龍の宮物語が放送されるぞーー!!!

 

 

はい、おはようございます。

 

今日はアンコールアワーですね!

 

 

ちゃんと感想書きたいな~、とは思いつつ、「でも、あの雰囲気、あの世界観をうまく言葉にできる自信がない…」(それはいつものことだけど)となってしまっていた『龍の宮物語』。

 

スカステ放送も心待ちにしてたよ…!

 

私、なんでこんなにこの公演好きなのかな~なんでだろ~??って思ってたんですけど、最近自覚しました。

なんか…いにしえの花ゆめヲタク精神が蘇るんですよね…

(白泉社発行の少女マンガ誌「花とゆめ」を熟読して過ごしていたティーンエイジャーOz)

高屋奈月先生の「フルーツバスケット」とか好きな人は『龍の宮物語』の世界観好きだよね!?ね!!!!?!?(押しつけ)

 

 

■こんなところが好きだよ龍の宮物語

 

①一気に『龍の宮』の世界へ連れて行ってくれるプロローグ

「プロローグで登場人物を一気に登場させる」演出といえば小柳奈穂子先生がよくやる手法ですね。

あれめっちゃテンション上がりますよね~!私大好きなんです!

(『はいからさんが通る』『天は赤い河のほとり』『群盗』『食聖』などなど…)

一幕終わりに全員集合といえば小池先生、プロローグに全員集合といえば小柳先生、ってくらい定番化されている手法なような。

(小柳先生のプロローグは、本編とはすこし離れたところにあるというか、“キャラクター”大集合のオープニングみたいな印象ですかね)

指田珠子先生演出『龍の宮物語』のプロローグは、小柳先生のそれとはまたちょっと趣が異なっていて、そしてそれもとても好き!

「これからどんな世界が広がって、どんな物語が始まるのか?」と興味をひくような、そんな幻想的な雰囲気があって。

 

ごくごく普通の人間である清彦、人ではない、妖の龍の宮の住人たち、そして玉姫。

このビジュアル(衣装・メイク)の差異もストーリーの助けになっているのですよね。

あとはなんとなく、オープニングというよりエンディングっぽさがあるかなー。


 

②魅力的なキャラクター、そしてアテガキ。

瀬央さん、清彦めちゃくちゃ似合うよね…

書生というビジュアル面はもちろん、清彦の人となりが「あ~これ瀬央さんに合ってる~!このアテガキこそ宝塚の魅力~!!」と感じずにいられません。

清彦は、「色のついていない、透明なひと」という印象でした。

優しさ、誠実さ。そしてまっすぐ。

瀬央さんといえばあの大きな瞳!

心情の揺らぎがね~、目の表情で伝わるところが瀬央さんのお芝居の好きなところです。せおっちじゃなくて瀬央さん呼びになってしまいます。(だからなに)

特に1幕ラストの表情が美しかった。

客席降り演出だったので後方席でも表情がよく見えて、「迷い込んだ」感がひしひしと。

 

瀬央さんの話を続けますと、本編前後も好き。

主演公演は初めて観劇したので、開演アナウンスの声に感動したし、フィナーレで真ん中から登場するのには本当にテンション上がった!!!!

 

くらっち(有沙瞳ちゃん)演じる玉姫も、彼女の持ち味を生かしてうまく作り上げてくれた美しさがあって。

ドロドロしたものを内包していて、なお美しい…みたいな。

下級生のころから『伯爵令嬢』での役みたいなのもこなしてたからでしょうか?「愛憎織りなす」がめちゃくちゃ似合いますよね。低めで落ち着いた声が出せるのもこの役にあってたなぁ。


基本的に笑わない(ニコニコしない)し、妖しく微笑みかけるのみなのですが、それがまた「なぜこの美しい人は笑わないのか…?」と気になってくる作用がある気がしました。

「この人はいったい…?」と思っていたら、ふとした瞬間に無邪気に笑う瞬間があって、ドキッとしました。

たぶん、清彦もそうだったはず。

憎しみに縋って生きてきた玉姫、その頑なな心を清彦が解きほぐし浄化する、そんなお話だったなー、という印象です。

 

本編は哀しい展開のため、「デュエットダンスがあってよかった」ってやつですね。

本編の蒼い月が印象的なので、紅いお衣装のフィナーレは別世界でもありつつ、清彦と玉姫も思い出されて、、

ふたりのデュエットダンス、大好きです。

(前作大劇場『食聖』でニコラスとタンヤンやってたふたりなんですけどね、この違いもいいですよね。どっちも好き)

 

天寿光希さんの火照は、「優しく語りかける怖さ」を感じました。

美しい人が優しく語りかけるの、怖いよ!

天寿さんだから余計に怖いよ!でも美しいようわーん!

動か静でいえば圧倒的に「静」な火照。

「静」の演技の中で喜怒哀楽を表現するの難しいと思うんですよね。そもそも演じている役は人ですらないし。

こういう役回りが「できる」上級生は頼りがいがありますね。

神様仏様天寿様。

 

ぴーすけ(天華えまさん)の山彦は、「動」かな。

ワイルドな見た目と所作で、おっ、ビジュアルで(書生としての)キャラ設定に差異を出してきたな~!なんて呑気に楽しんでいたら、2幕の展開に「えっ!」となりました。(なるよね?)

同時に、だからそういう差異を作り上げてたんだな~、と納得も。

あ、あと山彦といえばプロローグ、ってくらい、プロローグでめちゃくちゃ良い芝居してるんですよ…

物語の全容を知ったうえでプロローグを観ると、山彦に泣く。

スカステ、上手く映してくれるかな…

 

天飛華音くんの火遠理は、あまとくんの「若さ」が上手く生きてたし、水乃ゆりちゃん百合子の令嬢感ね。私なら百合子溺愛するわ。ぴったり。

 

思えば『龍の宮物語』が上演されている一方では星組新トップコンビがプレお披露目(しかも海外ミュージカル)をしていたわけですから、そっちはそっちで(当然ですが)力を入れていたはずですし、星組生を上手く振り分けて上手く配したな…って思いました。

適材適所ですね。

 

 

③限られた条件の中での演出、そこが好き

白い布や黒い布、絡みとられるような使い方。

夜叉ヶ池に落ちる瞬間、バッと落とされる幕。

 

そして、印象的な雨の音…。

 

照明の色合いも好みでした。

蒼く佇む月の光、そしてそれが赤く染まる瞬間…とか。

書生たちが百物語に興じる場面では、舞台手前(足元)からライトを当てて、障子に影が映ってて。

別に突飛なわけでもないし、なんてことない演出なんですけど、あの障子に映しだされる書生たちの影が良かったな~

宙組『リッツ・ホテルくらいに大きなダイヤモンド』の感想でも書いた気がしますが、バウという限られた条件下での最大限工夫された演出が好きなのかもしれません。

視覚的には見せられない(演出上不可能な)ものだとしても、台詞で補われていたりとか。

龍の宮には春夏秋冬、四季を表した部屋?場所?がある、でしたっけ。

世界観を構築するための会話が散りばめられていたように思うので、放送でしっかり聞かねば、と思ってます。

 

歌劇?ナウオン?かなにかで瀬央さんが「清彦と玉姫の二人の場面では音楽が流れない」みたいなことをおっしゃってて、へーそうなんだー、ふーん、くらいに思っていたら、観劇してその演出意図を理解した瞬間、

 

泣いたよね。


指田先生はファッションで言ったら引き算が上手い人なんだろうな…

 

 

④実はシンプルな気がする

公演解説に「夜叉ヶ池伝説と105年前にも宝塚で上演されたお伽話『浦島太郎』、青年と龍神の姫の愛憎織り成す異郷訪問譚。」と記載されているとおり、本当に夜叉ヶ池伝説と浦島太郎物語を組み合わせたようなお話なのですが、変に詰め込みすぎず、変にひねりすぎもせず、シンプルにわかりやすいつくりになっていたように思います。

特に、登場人物の想いの矢印がわかりやすかったかなー。

龍神(火照)→玉姫とか、火遠理→火照とか、山彦→清彦とか。

自分の中で人物相関図を構築しながら観劇できるので、そういう意味でも物語に入っていきやすかったと思います。

 

⑤放送で細かいところまで見るのが楽しみ

運よく12月に観劇できましたが、約半年経って忘れていることも多々あるので、細かくチェックするんだ~(ワクワク)

(先述の「龍の宮には四季を模した場所が云々」の会話とか、「玉姫様が龍神様の元に来たころ、玉姫様は涙も見せず明るく努めていた」みたいな健気な描写をあらわすような台詞があったような、なかったような…思い出せなくてさ…気になってるの…)


絶対やるぞ!って決めてるのは、「1回ひと通り鑑賞した後プロローグを見る」ことです。

「知った」あとで見る龍の宮プロローグは良いぞ…

ぜひやってみてくださいませ…!


 

 

それではみなさま、今夜(というか夕方)を楽しみに今日も頑張りましょう!!



 

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