【欲求を上回るエネルギーの本質】

~喜びは多くの欲求を取り払い、心を開放する~

健康志向の流れが強い現在、例えばお子さんが「マックを食べたい」なんて言っていたら、あなたはどうしますか?
まぁ、気にならない方もいると思うし、「仕方ない」という方もいるかもしれませんね。

「仕方ない」という選択肢は、意外にも否定的な思考にあたります。物事があるのに、見ないふりをする時に出る言葉ですから、否定になってしまうんですね。

もちろん、仕方のないことは世の中沢山あると思います。
しかし、肯定的に物事を捉える人は、この仕方のないような出来事の中からも、沢山の学びを得ることができます。

話はそれましたが・・・

「マックを食べたい」と、言う子ども(もしくは自分でもOK)
(でも、マックは身体によくない事も知っている…)

対処として・・・
もし、「食べちゃダメ」とかって指令を出しても、それは単なる精神的な【抑圧】にしかならず、抑圧はいずれ爆発します。

食べない環境をコントロールしても、日本と言う国に住んでいる以上、添加物バリバリの、不思議な油で作られた食べ物(ジャンクフード)から完全に逃れることはできませんよね。

そもそも、マックを食べたい!
という欲求は、【食欲を満たす部分とは違う欲求】で、満たすだけならば何でも良いわけです。さらに言うと、マズローの欲求5段階でいう「生理的欲求」に近い欲求ですね。

ちょっと想像してみてください・・・
・世界にない新しい発明を夢中になっている博士が、お腹すいたとき、何かをどうしても食べたくなるでしょうか?
・大自然に囲まれて、無心になって畑を耕し、作物が育つことに没頭している人が、食べ物にこだわるでしょうか?
・自分の本当にやりたいことを、無条件で取り組める状態の時に、そんな人が食べ物にこだわるでしょうか?

まぁ、何が言いたいかというと、夢中な状態、没頭している状態は、他の欲求に勝るという事です。

人は欲求で突き動かされて生きています。

欲求を消そうと思っても、消せるものではなく、抑圧に変わるか、薄っぺらいコントロールでごまかす程度なんです。

が・・・

夢中な状態はそれを上回る。欲求を上回る【喜び】で、思考が求めている欲求を「どうでもよいこと」に変化させてしまう事ができます。

夢中な状態からは【喜び】が発せられ、その喜びは人間の本質的な部分に働きかけます。

だから、「良くない食べ物」だと感じているものを、どうしても食べたいという事は、喜びよりも、脳が求める欲求が強いことを現しているわけですね。

夢中や没頭が生み出す「喜びの領域」は、人間にとって大事なことを教えてくれ、つまらない欲求からの解放をするパワーなんですね。

小さなお子様が、添加物バリバリの食品を食べたがったら要注意!
注意する部分は、実は【喜びの状態ではない現れ】なんです。

没頭できる、夢中になれる、そんな環境を提案してあげてきたいですね♪