オッペンハイマー | むしけらな日々

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話題の映画です。


アカデミー賞4部門受賞、原爆の父、のお話。
主人公オッペンハイマーを演じるキリアン・マーフィーが…
よく似ているなー…
この手の伝記映画って、ほんと、ハリウッドの配役は凄いと思います。
芝居が上手い上に本人に似ている人を連れ来る。
似ていなければメイキングや特殊効果等でむりやり似せる。

で、本来の内容についてですが、
巷で言われるほど日本のことを無視してはいなかったですね。
まあ米国映画ですし、こんなもんじゃね?
という感じ。
そりゃあ被害を受けた日本人としては…
色々思わざるを得ないところもありますが。
開発に携わった科学者たちは、正直、

エネルギーの大きさを数字では理解していたとしても、
被害の大きさについては想像を超えていたと思います。
だからこそ、一度見てみろ、なのですが。
それは監督にも言えます。
まあ…一度くらいは見に訪れたとは思いますが、
それを全面的に受け止めるだけの覚悟と勇気、というより力量がなかった。
それは本人も自覚しているのではと思われる描写でした。
あくまでも「映画」ですからねぇ。
それよりもこの内容をよく、米国が受け入れたなとも思いました。
ポリコレの力が強い今だからこそ作れた内容かもしれない。