スポーツは、正しいフォームで行うことが重要です。
なぜなら、正しいフォームというのは、武道の型と同じで、そのスポーツをするにあたって、
重要な身体操作における要素が詰まっているからです。
ですが、正しいフォームを身につける時に体が歪んでいたら、正しいフォームは身につけられるのでしょうか？
おそらく、歪んだ体で正しいフォームを身につけようとすると、体の歪んだ部分に負担がかかるはずです。
例えば、肩の関節の位置が前にズレていたら、そのズレた肩の位置では正しいフォームは身につけられないので、
肩以外の部分で、肩のズレの分を修正します。
そして、肩のズレた分を修正した部分では負担がかかるので、さらにまたその部分の他の部分で修正します。
といったことが繰り返されていくのではないかと思います。
ケガや故障や違和感などを訴えるスポーツ選手の体を診させていただくとそう思えてきます。
そして、その時思うのは、
そのスポーツを始めた時に、最初の体の歪みを整えておけば、今この体の異常は起こっていたのだろうか？
ということです。