こんにちは、ぽん子です
きょうは 生きづらさ、について書きます。
母とわたしは違う人間です。
姿形も違うし、考え方も趣向も違う。
ただ、母のお腹から出てきた。
たったそれだけのことがわたしには全てでね。
先日、「なぜこんなに寂しいの?何をそんなに失ったと思ってるの?」
と自問しながら瞑想をしていたんですけど、
「ずっとお腹にいたかった」
「外に出たくなかった」
って浮かんで。
母の子宮(自分の居場所)を失ったってこと?
え、そこから?!
そこから寂しいの?!
って驚いたんです。
それでもって母を求める旅が始まってる??
母の意向に沿わなくちゃって自分に課してさ、
意向に沿ってない自分を罰してさ。
意向って言ったって、
自分が勝手に察した意向だから
母が本当に望んでいるかなんて怪しい。
怪しいどころかたぶん母にしたら
え???なんのこと??
って感じなんだと思う。
わたしは母に
「あんたは、きっちり稼いで、離婚したくなったら旦那を家から追い出せるくらいになりなさい」
って言われたことがあるのだけど、
それを聞いたときのわたしは
『お母さん、本当は離婚したいんだね。離婚したくてもできない自分が惨めなんだね、だから、せめて娘のわたしには自分の無念を晴らす人生を歩いて欲しいんだね』
とかなり壮大に受け止めてるんだよね。
そしてその時から自分の中に
インナーマザーが生まれた。
母にしたら何気なく言ったことだったのかもしれないけど、
・母の無念を晴らさなきゃ!
・母を負け組から勝ち組にしてあげる!
これがわたしの使命なんだ!!
そんな風に自分に課してたみたい。
でもね、
現実のわたしは
専業主婦で、夫におんぶに抱っこ状態。
まともに働いたことがない。
離婚したくなっても経済的なことからすぐには行動できない状態。
だからか ずーっと居心地悪いよね。
自分の中に自分の居場所がない感じ。
自分で作ったインナーマザーがさ
「オイオイお前さ、自分の使命はどうしたんよ??有言実行しろよー!なんで働かないんだよ?自分で金稼げよ!母を勝ち組にするんだろ??口だけだったのかよ???ほんっとにお前はダメダメなやつだな!!」
こうやってわたしを責め続けてた。
それに気づいたからさ、
わたしの中の母に謝ったよ。
ごめんね、お母さん。
わたしはお母さんの望むような子にはなれなかったよ。
なりたかったけど、なれなかったんだよ。
だってわたしは、娘たちのそばにずっといたかったから。
ずっと家で娘たちのこと待ってたかったんだよ。
わたしが、毎日忙しいお母さんのことを待ち続けて、毎日毎日とっても寂しかったから、
わたしはそっちを優先したんだ。
お母さんのこと、勝ち組にできなくてごめんね。でもね、わたしは、娘を家で待ってる母親になれて幸せだったよ。
って。
そしたら、インナーマザーも納得してくれたみたいです。
逆にわたしに謝ってくれました。
「あんたが幸せならそれでいいんだよ。
寂しい思いばかりさせてごめんね。
お母さんも一緒にいたかった。
でもね、お母さん、負け組だなんて思ってないよ?お母さんはお母さんで幸せだよ。」
そう言ってもらえた気がしました。
書いてて思ったのは、これって、
インナーチャイルド VS インナーマザーで、
わたしはインナーチャイルドを優先させてたってことだよね。
インナーチャイルドは 子供と一緒にいることを望んでいた。
でも、インナーマザーは、バリバリ働いて経済的に自立することを望んでいた。
たまたまなのか、わたしの場合はチャイルドが勝ってる人生を送っているけど、
マザーの意向も知ってるだけに
自分の中に矛盾が生じて苦しかったんだね。
チャイルド対マザー
の戦争が起きてるんだから
これを生きづらさと言わずして何と言うって感じだね。
そりゃ動けなくもなるよ。
どうすることが正解かもわからないよ。
わたしが長年もんもんとしていて
何かしたい、でも何がしたいのかわからないし、本当に何かしたいかどうかもわからない。
って状態だったのは、自分の中で
母子対決があったからなんだな〜と。
これに気づいたらさ、
気づいた上で、自分に
『インナーチャイルドもインナーマザーも言い分はあるけどね、1番はわたしだよ。わたしは自由だよ。何かしてもいいししなくてもいい。自分が心地いいように、好きにしていいんだよ。まずは、自分がハッピーでいようね。』
って何度も何度も言ってあげてます。
それにしても
人の心って深いな〜と感じています。
本日も中島義道さんのお言葉を。
きみは 自分の人生を生きるべきであって、親のために生きてはならない。そのためには親に対する「思いやりの精神」を蹴っとばすことだ。どんなに恩恵を被っていようとも、親を(精神的に)捨てることだ。辛いことだよ。だが、そうしなければきみは生きていかれないんだ。
中島義道『カイン』