長らくお休みして申し訳ありません。
皆様のブログにも又ご訪問させて下さい。
とりあえず近況報告、というか、さぼっていた言い訳です(笑)
春にコンサートを2回、予定しておりました。
第1弾は今月16日に無事終了致しました。
第2弾は来月28日、1848年製作、フォルテ・ピアノ・「プレイエル」を使用して、ショパン、24のプレリュードop.28(全曲)等を予定しております。
(日程がタイトで、かなり必死な状況が続いております)
次回も同じ方に解説をお願いしてます。
解りやすく面白く大変好評です(*^^*)
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ここからは、ピアノに関するお話です。
うちには大人の方で、他の先生につきながら、悩んだり行き詰まっている方が、意見を求めていらっしゃる事が多いです。
反論される事も多いのですが、今迄何度か書いてきた事について、私の意見をまとめておきます。
例として、又々ツェルニー40番の1番です。
基礎練習!としてこれを練習する方がほとんどですが、何故か基礎練習になってない方が多いです。
もちろん皆さん、言われた通りに真面目に練習されています。
何かが間違っている訳です。
まず
16分音符を全て均等に弾きましょう!
と言われた方、多い様です。
けれど、この様な16分音符を全て均等に弾く事は、実際まずありません。
4分の4拍子という拍があり、下拍と上拍は方向が違います。
当然それに従い、当然手や指の方向が違ってきます。
表の拍と裏の拍も弾き方が違います。
なのに何故全て均等に弾く練習をするのでしょうか?
例えばこの最初のフレーズ
最初の休符の後から、全部均等にと最後の音まで弾く方が多いです。
しかも、そういう指示を受けている方は、
しっかりした音で!鍵盤の底までしっかり!
と言われている事が多いです。
その結果・・・
文字にするとこんな感じになる事が多いのです。
ンダダダダダダダダダダダダダダダ![]()
ツェルニーが歴史に残る名作とは言いませんが、それなり可愛い曲です。
せめて「きれいに弾きましょう」というと、
基礎練習だから、美しくより
「しっかり均等に速く」
実際の音楽ではあり得ない弾き方を練習するのが基礎練習でしょうか?
全ての音を均等にしっかり弾こうとするとどうなるでしょう?
この曲、小節の最初が休符です。
表の拍が休符やタイの場合の弾き方、これは大事な基礎です。
この基礎をまず習得できません。
手や身体の使い方が全く違ってしまいます。
裏の拍、1ととと、2ととと、特に4拍目の最後の「と」は大変軽いです。その弾き方を習得できません。
呼吸や身体の使い方と連動しています。
それを習得せず、強引に押し付けてしまう事になります。
何より、しっかり鍵盤の底まで押す事にこだわると、逆に指は大変動きにくくなります。
(上から押し付けたら動きにくいですよね)
中には指をしっかり上げて!と言われた方も多いです。
指を上げる必要はありません。
無駄な動きは力みの原因にもなります。
基礎練習は音楽に沿ってこそ、基礎練習です。
ゆっくりで良いので、音楽として美しく弾いてほしいのです。
(あのショパンも、お弟子さんに言っていた事です)
無理にテンポを上げてはいけません。
美しさが損なわれた時、それ以上のテンポでは間違った弾き方で弾く事になります。
メトロノームいくつになったら合格、というのはナンセンスです。
ツェルニーは曲として、一応美しく弾ける練習曲です。
その様な理由から最も危険なのは、ハノン。
(独学危険!)
怖いのは、この様な間違った練習は一生懸命やればやるほど、弾きにくくなります。
頑張るほど辛くなり、辛い練習を頑張る自分は偉い!
とおかしな方向に向く事も多いです。
音楽の練習は、練習すること自体、幸せなはずです。
実際、「練習が辛い」「ピアノ辛い」「乗り越える事に意義がある」
そう仰る方も多く、胸が痛みます。
確かに昔はその様な指導が多かったので、受け継がれてしまっています。
指導者は、教わった通りに教えるだけではいけません。
一昔前の体育の授業の「うさぎ跳び」や「水を飲むな」と同じ。
情報の少なかった昔には、多くの間違いがありました。
今では多くの情報が入ります。
教わった事を咀嚼し、常に音楽として考え直さねばなりません。
ピアノを弾くという事は、音楽を奏する事であり、速打ちゲームではありません。
歌ってみたり、身体を動かしてみる事も大切です。
他の楽器をイメージしたり、様々な音楽を聴いたり、そしてそれに置き換え、イメージする事も大切です。
演奏の上手い下手より、もっと大事な基準があります。
もう一度聴きたいか?
もう聴きたくないか?
怖いですね(汗)![]()

