手首の脱力・・・について、奇妙な事に気づきました。
跳躍がうまくできない、音が固い、手がすぐ疲れる・・・
手首が固いと、他にも様々な問題が生じます。
その様な問題があるという事は、手首が固い事が原因になっているのです。
ところが「ここがうまく弾けないのですが」
と質問されて、手の使い方を説明しても、耳を貸さない方が多いのです。
というのも、手首が固い事による弊害は他にも多々ある訳です。
ある個所をうまく弾けない原因を説明すると「私の弾き方間違ってるの?」となる様です。
なので、生徒さんですら、この話になるとかなり神経を遣います。
逆に言えば、手首が固い人に、かたくなで素直に聞き入れてくれない方が多いのです。
これはご本人の性格によるものではないのです。
音をしっかりきちんと出しましょう!という指導が今でも多いです。
手首の脱力をきちんと教わらず、これを真面目に行うと、力任せに弾いてしまう傾向が多いのです。
真面目に練習してきた方に、手首が固い方が多いのです。
乱暴な先生になると、「弾けないのは練習が足りないからです!」
さらに悪循環となります。
これにコンクール等に何度も出場する事が重なると更に悪循環になります。
コンクールは減点方式で、ミス、間違いで引かれていく訳です。
のびのび弾く事より、委縮する傾向が強くなります。
又お子さんの場合、身体の成長に見合わない曲を無理に弾くと、力任せに弾く傾向が強くなります。
そういうお子さんは、先生や親御さんの期待を背負って、大変な曲を頑張って練習してきた訳です。
身体が小さいお子さんが「幻想即興曲」達者に弾く姿、
私は大変な違和感を覚えます。
真面目に頑張った方に、手首が固い方が多くなる傾向があるのです。
頑張って練習しても思うように弾けない・・・・
心まで硬くなってしまうのです。
手首の脱力を教えるとなると、どうしても奏法を変えてもらう事になります。
その際、ご本人の積み上げてきた事を否定しない様、気を付ける必要があります。
プロを目指すお子さんをお持ちのお母様方。
子供時代の成績にとらわれない様に。身体に見合わない曲は注意が必要です。
それより音楽的に美しく弾ける事が大切です。
プロの演奏家になるなら、18~25歳位、ここでコンクールに入れば良いのです。
又コンクールを経なくても、演奏家として活動する事は十分可能です
大人の方は、もし先生に弾き方を変える様言われても、落ち込まないで下さい。
新しい奏法を一つ覚える・・・という気持ちで取り組んで下さい。
奏法の否定は、その方の経験の否定ではありません。
積み上げてきた事にこだわらず、柔軟な気持ちで心を開いて下さい。
でないと、かたくなで、閉じこもった演奏になってしまいます。
練習しても練習しても、弾ける様に思えない時。
素直に先生や周りの方に相談してみて下さい。
手首の固さの最大の原因は、「無理をする事」だと思います。