声を失い、気管再生により取り戻した母の子育て闘病記 -3ページ目
1週間ぶりにTDr.が帰ってこられて、朝のうちに病室に来てくださった。

手術から10日も経つのに、ドレーンの入り口だったところがまだ痛い。

浸出液も減ってはきたものの、まだ出ている。

そんな心配を告げ、後に診察となった。



まずは、気になっていた気管内部を内視鏡で。

「白苔は…あれ?何か付いてるな~。ちょっと軽く咳してみて。」

そんなはずは…となるべく痰のからみをとってみる。

「あ、やっぱり動かないから白苔が新たに出来たかなぁ」



ウソ……………。



写真を見ると確かに別の所に薄く痰がついてるようになってる!

救いは、呼吸が苦しくなるような場所ではない。

一旦終わったデポ吸入をまた再開し、

お正月も病院で過ごした方がいいだろうと言うことになった。

気道の中の問題なら、その方が私も安心だ。



早速、旦那様にメール。

「年越し決定!!」




浸出液が出ているところは、良くはなってきてるから様子見に。

その他の傷の具合は良い感じらしい。




ホントは、

皮膚が死んでしまったところをもっと横にズラして縫ったようだが、

元々の場所に戻ろうとする力が働いて、

結局また真ん中あたりに落ち着いてしまった。

しかも、ずいぶんと皮膚が盛り上がっている。




そこはTDr.も認めている。

でも今度は、筋肉を移植したり、スポンジが入っているので

そこに期待したい。と。




表面だけの手術だったが、いじった範囲が広いから

  血流が悪くなってもおかしくはない。

それにより、白苔が出来るということもあるかもしれない。

いろんな仮説をたててはみるが、

様子を見るしかない。



それだけ、大変な手術ではあったんだ。



もう、喉が傷だらけだなんて気にしないから。

うまくおさまっておくれ。