今日、ポアントでのピルエットの練習の時に先生が言ってくれたんですけど、「怖い!と思うから崩れて回れなくなる、みんなバランスは取れてるんだから、大丈夫、怖くないって思えば回れる」「バレエシューズで回れるのに、ポアントで回れないのは精神的なもの」ということで、「大丈夫、怖くない!」と思って普通に回ったら、まぁ回れた。
ま、見た目綺麗ではないかもしれないけど 見る人が見たらこんなんバレエでもピルエットでもない、と思われるかもしれないけど
前も書いたけど正直ポアントのが、バレエシューズより回るの楽。一回立ってしまえば。
ごく稀にちゃんと立てて回れると、すご〜くくるりんと回れて宙に浮いたみたいになって気持ちいい。
これはきっと、ポアントでグランフェッテなんて上手く回れたらそうとう気持ちいいぞ。
平田桃子さまのフェッテ安定感しかない。素敵💓
なんかねー、なんでバレエがこんなに好きかって、やっぱり踊ってて楽しいし気持ちいい瞬間があるからなんですよね。上手い人はもっと楽しいんだろうなぁ。プロを目指すとなると楽しいだけではいられないんだろうけど。
ダンス・ダンス・ダンスールを読み返してて、YAGPでどうして踊るのか分からなくなってしまった主人公の潤平が「何のために踊るんだっけ、そうだ、優勝するためだ、当たり前...」と言いかけた時に、中村先生が「魂を燃やすためだ!」と言っていて、潤平がハッと我に帰るシーンがあるのですが、私のバレエなんかそんな凄いもんでも美しいもんでもないけど、ちょっと、そういうもんだよなぁって思った。
©️ジョージ朝倉先生
中村先生、かなり好き❤️
ローザンヌ編が始まったばかり。早く次の巻出ないかな
ちょっと宗教っぽくなっちゃうけど、せっかくこの世に生まれた身体を出来る限り上手く善い方向に使う、いつか動けなくなった時に後悔しないように最善を尽くす。
そのために踊ってる気がします。別に私がバレエを必死でやったとしたってプロになれるわけじゃないし、憧れのダンサーみたいに上手くなれるわけでもないんだけど、少しでも上達すると、理屈でなく嬉しくて気持ちいい。そんなことが出来るから、バレエが好きなんだな。この体をバレエという善きものに近づけられる気がするから。
話がずれました。
そんな壮大なこと言いましたが、実際は必死でふんぬ!と立って
「大丈夫、怖くない」
と呪文を唱えながらなんちゃってピルエットを練習しています