8月のバレエ鑑賞三昧はこちらで終了。




楽しみにしてました!


マスクばっちりで行きましたー。





一幕めがコンテ、二幕めがクラシックという面白い試み。


一幕めのジゼルは新国立バレエ団の木村優里さんです。バチルダが元新国の本島美和さん。バチルダかっこよかったなー。


一幕の感想は、うーーん、難しい😓


以前アクラム・カーンのコンテのジゼルを映画で観ましたけど、あれくらい振り切らないと、ジゼルのコンテは難しいんではないかなーと、全くの素人なんで、的外れかもしれないけど思いました。





あれはもうホラーでしたけど、ジゼルってやっぱり怖いお話なので、ホラー気味にするか、めっちゃシリアスに振り切るかしないと難しいかな、と。


またはマッツ・エックのジゼルみたいに。あれ大好き。






結構コメディっぽく見えたんですよね。ジゼルの衣装が可愛い子供っぽいバルーンスリーブだったりして。木村優里さん可愛かったし、生き生きしてたけど。


うーん、私だったら衣装はもうコンテ!と振り切ってジゼルは全くのデザインないくらいのシンプルな淡いブルーのキャミソールワンピースとかにしちゃうな。アルブレヒトは真っ黒とかさ。


ラストのジゼルの死に方とかも結構あっさりしてたし、なんかユーモラスな動きに見えて。で、アルブレヒトが最後まで1人で騒いでて、申し訳ないんだけどちょっと可笑しくなって笑ってしまいました。



マッツ・エックのジゼルも一幕は結構ユーモラスなところもあるんだけど、大好きだったアルブレヒトに恋人がいるって分かってショックを受けるシーンとか、すごい切実なんですよね。


これ、ジゼルは精神病だという設定で、二幕はまんま精神病院が舞台になって、そっちがかなり見どころという内容なので、今上演するにはなかなかセンシティブなのかもしれないけど、観てたらジゼルが可愛く見えて、失恋の悲しみに暮れる姿を見たら共感して泣いちゃいます。


憧れの好きな人と上手くいってると思ってたら、実は自分は恋愛対象じゃなくて、他に本命がいた、と知るショックさって痛いほど分かります泣き笑い 分からない人いますー?


今回の観てても、そこまでジゼルの悲しみとかは伝わってこなかったかなぁ。


振り付けも、もうちょいダイナミックさが欲しかったなぁ。割とちょこちょこ動く感じに思えて、ズバンとした力強さが欲しかった。ダンサーさんたちは良かったと思うんだけど。


全体的に、「アルブレヒトの三角関係」みたいな感じで、アルブレヒトが主役っぽかったな。


あと、なんで一幕のジゼルのバリエーションの曲を使わなかったんだろう。


はい、個人の感想です。


二幕めはもう素晴らしい。やっぱりジゼルの二幕は何度見てもスリリングで面白い。これがそんなに昔の作品なんてねー。


とにかく美しい。それだけで人は感動しますね。


菅井円加さま、パリの炎とかキトリがハマり役のイメージで、ジゼルはどうかな、と思ったけど、菅井円加さまのローザンヌは優雅なライモンダでしたわ。


美しかったです!!


アルブレヒトも素晴らしかったです。


大和シティー・バレエさんのコールドも揃ってて素晴らしかった。


やっぱりウィリーのコールド憧れるなー、やってみたいなー。何から何まで好き、ジゼルの二幕。ミルタの登場からヒラリオン殺害(ヒッヒッヒニコニコ)、そしてアルブレヒトを追い詰めるところとか、どこ取ってもゾクゾクします!


あー、いつかやってみたい!白鳥の二幕のコールドもやってみたい!!


それにしてもジゼルの音楽って本当にどこ取っても美しいですね。何度聴いても素晴らしいな。







カーテンコールのお写真。



会場のシリウス、すごく素敵な建物でした!


shiverプレミアムは諦めたけど、こっちは行けて良かった〜ニコニコ