谷桃子バレエ団さんのYouTubeで、こんなことをディレクターさんが言ってました。
「バレエを観に行ったけど、予習していかなかったから話が分からなかった、調べてから行けばよかった」
と。
芸術監督の高部尚子さんも、
「そうなのよねー、勉強しないと分からないから、客足が遠のいちゃう」
というような事を仰って。
海外ではデートとかで、映画に行くように気軽な存在だというバレエ。
日本じゃ、そういう蘊蓄好きそうな偉そうなおじさまか(偏見)、芸術好きな女の人、バレエやってる人、がバレエの観客ですよね。
若いカップルとかが今度のデートどこ行こっかー、映画?ディズニー?
んで、つぎにバレエ?はないよな。
ストーリーとかも、海外の人は大体分かってるのかな?
そしてきっとチケットも安いって事ですよね。
私が日本のバレエ、こうすればいいのにな、と思うのは、
1・幼稚園、小学生の時からバレエに触れさせる。お遊戯にバレエを取り入れる。絵本などでバレエのお話を読み聞かせする。幼稚園の時の習い事にバレエやるハードルを下げる。女子は大体一度はバレリーナに憧れるのでこれでハートは掴める子が多いはず
男子は、かっこいい男性ダンサーの映像を見せる・授業などで鑑賞させる、あわよくばワークショップなどを学校で開催して直接触れてもらう。
2・チケット代を安くした初心者用のバレエ公演を増やす。親子割などを増やす。今もそういう公演はあるけど、チケットを安くするためにバレエに対する国からの補助金を格段に増やす!!増やせー!!
または企業などが援助を行う。代わりに社員に福利厚生として公演を観てもらう。
普通に働く人の日常にバレエを取り入れていく。
各バレエ団がお給料を払えて、バレエ公演と、別にやる仕事もバレエの先生、あるいはバレエ関連の仕事で食べていけるようにする。
んで、私そういう公演見た事ないのでもうやってる事かとは思いますが、大体歌舞伎教室と同じ感じでいいと思う。
ストーリーとマイムの解説をまず公演の前にする。
そんで、幕が始まる前にスクリーンに大体のストーリーを入れて、その後も登場人物が出るたびに名前を表示する。
マイムはもちろん、そこのセリフを映す。
子供向けだけだと、大人だけで行くにくいので、もう少しバージョンアップした大人向けもあるといい!
歌舞伎みたいに、オーディオの解説もいいですね
3・地上波でバレエをもっとたくさん放送する。
なんかさー!この谷桃子さんのチャンネルのコメント見たら、スターがいないから興味がないのでは、みたいな事を書いてあったけど、日本にスターなんかたくさんいますわー!
知らなすぎなのよね。
とにかく目につくところにバレエがない層が圧倒的に多いんだろうな、と。
私が子供の頃はもっと普通にバレエの公演を放送してた気がするんだけど。
ロイヤルとかパリオペとか、もちろん国内のバレエ公演も、BSプレミアムじゃなくてもっと気軽に観れるようにどんどん放送して欲しい。
4・授業でバレエの歴史を取り入れる。
こないだの騒動でも、バレエ発祥はドガの時代のバレリーナだと思い込んでる人がいるみたいなので、西洋の歴史の中にバレエを取り入れる。
日本のバレエの歴史も入れる。
歌舞伎の歴史とかだってもっと勉強していいと思うけど。
5・国立バレエ学校を作る!
漫画SWANではすでに実現していた、国立のバレエ学校。
出来たら小学校から高校までの一貫教育。編入OK。研究の道に進む人には大学、大学院もあっていいか。
全国、希望すれば世界からの才能ある若者を受け入れる。バレエの授業を毎日プラス、通常の学校の授業も行うので、バレエの道を途中で諦めても通常の就職もOK。
先生は、国内からはもちろん、世界のバレエ団から講師を呼んでワークショップや、短期留学も行う。
在学中にコンクールに出る場合はサポートするけど、あまりコンクールばかりにならないように気をつける。
卒業したらオーディションを経て新国立はもちろん、日本中のバレエ団に就職、希望すれば海外でオーディション受けるも自由(退団した後は帰国して後進の指導に当たってくれると嬉しい。または振り付けとか)。または本人の意向次第で、踊る方ではなくバレエ関係の仕事に就けるようにサポート。
そしたらだいぶ日本のバレエ界は変わるだろう。
6・インスタ大好き女子を掴む
バレエって、インスタ大好き女子が好きなもんは大体あるんじゃないでしょうか。
映え衣装、映え舞台、映えレオタード、映えトウシューズ。
USJに下着みたいな格好で行って炎上した子達いますけど、バレエの衣装のが品があってしかも超可愛いですよ。
ま、レッスンが地味なのでそこでついて来てくれないとアカンのですが
アイドルとか、土屋アンナさんみたいな女子のカリスマが本気バレエやってるの、もっとアピールしたらいいんじゃないかなー。
バレエyoutuberさんはバレエ界を盛り上げてくださって本当にありがたいですよね。
飯島望未さまみたいに、シャネルのアンバサダーなんて事になると、この辺の層はガッとつかめますよね。
7・大人バレエマーケットを活用
子供の時に憧れてもバレエ習わせてもらえなかった人、途中でやめちゃった人など、私たちの層をもっと活用!
たとえば大人でもOKな現役ダンサーのワークショップなんか、今もやってると思うけどもっと気軽に受けられるようになったら嬉しいなー。
ミーハーな、こんなバリエーション、コールドやってみましょう!みたいのあったら喜んで行くよな。個人的には白鳥の湖のコールド、ジゼルのコールド希望。王子様ダンサーのパドドゥ入門とかさ。
(しかしリアル平野さんを間近にして、あんまり憧れの、好きすぎる人とは踊るなんてとても無理な事がよく分かりました まず心臓止まると思う)
レオタードも買うしさー。舞台も観に行くし、発表会も出るし、もっと活用してください、大人バレエ層
そして、バレエにセリフは必要か?
ですが、
私は要らないです。
マイムもあるけど、セリフなしでも伝わるものを感じるのがバレエ。言葉では表しきれない感情を表現出来るのがバレエなので。私はそこに感動します。
お芝居も、オペラも、ミュージカルも言葉の壁がどうしてもあるけど、バレエやダンスにはそれがない。そこが素晴らしいなと思う。
それを感じられるまで、やっぱり観客側が成熟、あるいは素直に心を開いて受け入れられないといけないのでは。
だって、小さい頃、私はストーリーが分からなくても白鳥の湖に感動しましたもん。
勉強しなくても伝わる、分かるものはありますよ。
言葉が分からなくても伝わるのがバレエのとっても感動的な部分じゃないですか?
自由は素晴らしいけど、制約あってこそクラシック・バレエは美しいので、枠を外すべきところは外していいけど、そこじゃない、ってところは外すべきではないと思う。
先生の愛猫歌舞ちゃん可愛い😍
日本バレエ、いくらでも出来ることがあるなぁと思いました。