すっかり話題の谷桃子バレエ団さんのYouTube。







なんか、ローランドさんのYouTubeの方が作ってるみたいですね?ソンDチームさんという。


あまりバレエを知らないスタッフさんが作ってるみたいだけど、核心を突いてて切り込み方がすごくて、おお!キョロキョロって感じ。







バレエを職業にするのは綺麗事じゃないんだよなーというのがこれでもかこれでもか、と。


あんなに美しい世界なのにね。


ワガノワやイギリスロイヤルバレエ学校での留学を経ても、新国立、東京バレエ団、Kバレエに入れなかった子がここに来るのだ、というのが結構ああ...魂が抜けると。


日本でとりあえず食べていけるのがその3つみたいなことはよく聞きますよね。


あとは教えをやるか、全然関係ない仕事を掛け持ちでやらないと食べるのがやっとという。


公演に出れば出演料は出るけど、出れなければゼロ、チケットノルマがあって、毎日のレッスンに出てもむしろ団費というものを払わないといけなくて、家賃やトウシューズ代も自分持ち驚き


この動画「プロ」をすごく強調するけど、何を持ってプロなのか?ってコメントがたくさんありました。


海外だと毎月給料が出るし、もちろんレッスンでお金を払うことはなくて、トウシューズも支給。チケットノルマもなし。これって雲泥の差ですよね。


男性ダンサーはともかく、女性はトウシューズ履かないといけないし、トウシューズって、プロは本番1日で履き潰すっていいますもんね。


一足一万くらいするのに!


そう考えてすぐ思い出したのが、




東京バレエ団にはポワント寄金というのがありますよね。


特に一口いくらとかの値段は決まってないのかな?



それ以外の寄付もいつも募ってますね。


新国立バレエ団もいつも寄付を受け付けてます。



また寄付しようかな...。


KバレエはTBSと提携で成り立ってるから寄付なくても平気なのかな?ファンクラブはありますよね。



バレエを観に行く人がそもそも少ないとは言いますけど、バレエ団じゃないけど、BALLET THE NEW CLASSICは、クラウドファンディグに大成功して公演を行いましたよね。素晴らしいバレエを観たい、ダンサーを支えたい、ってファンは沢山いるんだよな。





日本のバレエ団というと、この7つが有名とのことですね。知らないところもあるなー。バレエ団自体はもっとありますよね。





公演数はKバレエが圧倒的みたいですね。さすがクマテツさま。


なんかねー。


問題は、この3つのバレエ団以外のバレエ団をどうするかって話よね。


日本のバレエダンサーって昔に比べてすごくスタイルも良くなって、テクニックも素晴らしいしセンスもあるし、表現力も繊細で美しいし、出場するだけでも大変なローザンヌでも毎年のように入賞しているし、ユースみたいなコンクールもあるし、一昔前よりは、それこそクマテツさま、吉田都さま、そして上野水香さま、中村祥子さま、菅井円加さま、永久メイちゃん、私の大好きなロイヤルの高田茜さま、平野亮一さま、金子扶生さま、Kバレエの飯島望未さま、新国立の小野絢子さま、二山治雄さま、オニール八菜さま、などなどの輝かしいスターキラキラの存在で現在の日本のバレエは世界に評価されていて、私みたいなファンから見ると環境は良くなってるように見えるけど、3歳とかから必死でレッスンレッスンで評価されて留学しても、日本に帰ってきたら職業としては食べられない、じゃああまりにも報われないですよね。


前に新国立のことを、「プロフェッショナル」の中でだったかな?吉田都さまが話してて。なかなかバレエだけでは食べていけないから、それを変えたいって仰ってましたけど。新国立でさえそれって、ちょっとびっくりよね。


才能あってもなんだかんだ留学、そして日本では無理で海外でバレエ団に入団しないといけないってすごいハードルだし。お金もすごくかかるし。


ちょっと話ズレるけど、ちあこさんはともかく、ヤマカイさんは帰国されるんですね。



ご結婚おめでとう㊗️ございます!


彼は日本のバレエ界を変えるような活動をしてくれると思います。応援してます。


で、日本でバレエで食べられるようになるにはっていう事で、例えばだけどお客さんを呼ぶためにバレエほぼやった事ないアイドルをダンサーとして出す、みたいのだけはやめて欲しい...。お客さんは入ると思うけど。


ちょっと前の日本のミュージカルって結構そうでしたもんね。今は実力派が増えてると思いますけど。


で、やっぱり、バレエが職業として認められないといけないと思うんですよね。まぁね、アメリカのブロードウェイだって、すごい才能が集まってて、よっぽど努力したところで怪我したら終わりっていうのは同じかもしれないけど、あちらは確かユニオンという労働組合があって、日本よりずっとアーティストが守られているはず。


こんなツイートもありました。






だそうで。


日本だって、世界から評価されているアーティストがたくさんいるのに、どうしてこういう所はいつまでもアーティストに任せきりにしてるんだろう。


今回の谷桃子バレエ団さんの動画に対しても、バレエ見た事ないけどこうしたらいいんじゃないか、みたいな意見がコメント欄に沢山書いてあって、この反響見ても、この動画を出した意味はあるなーと思いました。


きっと谷桃子バレエ団さんもここまで赤裸々で、ともすれば自身を責められるかもしれない内容を公表するのはなかなか勇気のいる事だったと思うけど、バレエに興味のない人にバレエ一回観に行ってみるか、とか、この状況をこうしたらいいんじゃないか、と多くの人に思ってもらうにはとってもいい機会になるなーと思いました。


なんか、今まで通りファンが寄付するとか、少しでも多くチケット買って観に行くとか、それだけじゃ新しい才能を育てることは難しい状況なのでは、と思いました。国を挙げてお金出してほしい。


ロシアウクライナのことであんなに多額のお金をかけるくらいなら、そもそも戦争なんてなければそのお金を文化芸術にかけられたんじゃないの?と思っちゃいます。人間って本当に素晴らしい人たちもいるのに、愚かなもんだなーと。


バレエダンサーを目指す人が、この動画を見て「あ、本当はバレエダンサーになりたいけど、こんなんならやめよ、なりたくないけど公務員になろ」なんて思って諦めないでほしいな...そのためには何をすればいいんだろう。とても個人の力じゃなんともならない事だな、と思いました。


とりあえず私が出来る事と言えば今のところはバレエレッスンに行って、バレエ観に行って、時々少額で申し訳ないけど寄付するしかないよなー。ううむ。


あと、あんまり赤裸々すぎてバレエ団の中で軋轢が生まれないといいけど、と見てて心配になっちゃいました驚き 家バレも心配。そういうところ1番大事なので、ケアしてあげてほしいなー。