「おい、ボー、どうするか?」

人のいない寮なのに、

なぜか僕は声をひそめました。

「おれ、霊感ないけど、この雰囲気ダメだわ。」

草ぼうぼうの庭が、窓から見えていました。

「。。。。。。俺も。」

数時間前までの、テンションの上がり方はどこへやら、

僕らは、寮の雰囲気にのまれてしまっていました。

雰囲気におぼれていたといっていいかもしれません。

いきなり、見知らぬド田舎で、ほっぽり出されたような不安感でした。

「そういえば、ゲストハウスって看板観なかったか?」

「あ!!!」

僕は、来る途中にみた、ゲストハウスの看板を思い出しました。

「そうだな、ちょっと行ってみよう。」

僕は、ボーの存在に感謝しながらレンタカーに乗り込みました。

ゲストハウスは、意外に近くにありました。

「すみません。」

外人住宅風の、見た目は民家のゲストハウスです。

網戸の中に人影はありません。

「すみませ~ん。」

ぼくがもう一度叫ぶと、後ろから声がしました。

「あ、はい、ご予約のお客さんですか?」

振り向くと、頭にタオルを巻いた30代くらいの男の人が立っていました。

優しそうな雰囲気です。

「あ、いえ、ちょっと見学できますか?」

「どーぞー。」

僕らは、ゲストハウスの中に入りました。

よく掃除されたキッチン、トイレも洋式で、お風呂もきれいです。

人が管理している、明るい雰囲気です。

「ドミトリーはこちらですね。」

通されたドミトリーは、二段ベットが二つ置いてあるへやで、

新しくはなさそうですが、清潔感があります。

現代的です。

ボーと僕は目を合わせ、うなずきました。

「月単位でお部屋を借りられますか?」

僕は聞いてみました。

沖縄移住計画 続く。