正月は、人も車も危険がいっぱい? | 中古車が得意な福井の車屋のブログ

正月は、人も車も危険がいっぱい?

来店頂いたお客様と話をしていたら

今年、旦那様が骨折をされて手術を

されたのですが、年末に腕に入ってい

る固定具を取る手術をするそうなのです

 

しかし、病院は年末の手術の予約は

基本的に行わないそうで、相当無理

を言って手術してもらうらしいのです

 

何故ですか??

 

と尋ねると年末は、ひきりなしに救急の

患者さんが救急車で運ばれてくる為に

手術室を開けておくそうなのです

特に、整形外科に救急搬送が多いらしく

 

大掃除などで年配の方が、はしごなど

から落ちて怪我をされる方が多いらいし

のです

 

普段しない事をすると

ケガをするビックリマーク

 

これは

車にも同じ事が言えます!

実際によくあるトラブルでいうと

いつも通勤に使用している車を

帰省で高速道路を使用したり長距離を

走行したら、途中でオーバヒートした

 

逆に正月休みの間、どこにも行かないで

休み明けに車のエンジンを始動しようとし

たらバッテリーが上がっていて、新年早々

遅刻した

 

大晦日の夜に初詣にでかけたら渋滞に

はまり初詣を終えて帰ろうとしたらバッテ

リーが上がって帰れなくなった

いつもと違う使い方をすると、いろいろと

トラブルがでる事があるのです

 

 

このような事になると、皆さん決まって

こんな時に限って!

と言われるのですが、

私がいつもブログや当店のお客様に

お伝えしているとうり

 

車のこんな時に限って!

偶然ではなく必然なのです

 

これらの事が何故普段と違う

こんな時

に起こってしまうか?というと先ほどの

ケースは全て車にとっては少々過酷な

使用条件なのです

 

高速道路の走行というのは、一般道

に比べれば当然スピードを出すわけです

スピードを出すという事は、エンジンなど

の回転も高くなるのです

人間に例えるならば、心拍数があがり

血圧も上がり、走っている状態です

それが、長い距離となるとマラソンを

しているような状態なのです

 

気が付かない間に、冷却水が少し漏れ

ていたりする場合、通常の通勤なら人間

でいう散歩状態でなんとか持ちこたえて

いたものも、脈拍があがり血圧があがれ

ば出血量が増えてマラソン途中で倒れて

しまう事になります

 

それと同じで冷却水が少なく、冷却効率

が悪い事に気が付かす、高速を走った

事によって、水圧が高い状態で冷却水

の漏れも増え、冷却が追い付かなくなり

オーバヒートしてしまう事があります

 

特に冬の間は、夏場に比べ外気温が

低いので、冷却水が漏れていても街中

の走行なら走れてしまうのです

 

夏場なら、逆に街乗りで負荷が少ない状

態でもじわじわと水温が上がって、初期

段階で気が付くつくものも、冬場はさっき

まで順調に走っていたものが、高速でい

きなりオーバーヒートしてボンネットから水

蒸気が爆発したように噴出した!

なんて事が発生するのです

 

 

 

 

 

また、バッテリーがあがるケースでは

初詣に夜間走って渋滞すると、

・ヘッドライトを点灯

・渋滞でブレーキを踏んでストップランプが点灯

・雨でも降ればワイパーを作動させ

・アイドリングストップでエンジン始動を繰返す

・沢山人が乗ると曇るのでACをONにする

これらの事でかなりの電気を使います

これらの事が渋滞している状態ですと

高速とは逆でエンジンが低回転ですので

エンジンの回転を利用している、車の

発電機の発電量も少なくなってしまう

のです

使用している分の電気の発電が追い

付かない状態となると、バッテリーに

蓄えられて電気をどんどん使用して

減らしている状態になります

 

バッテリーが定期的に交換されている

とバッテリーに電気を蓄えられる容量

も多いのですが、バッテリーが古いと

どれだけ充電しても、蓄えれれる容量

は少ないのです

古くななったスマホのバッテリーと同じ

です。

 

渋滞を終えて、ようやく目的地に到着

した時には、バッテリーの電気は

ほとんど無い状態になっている事が

あり、初詣を終えてエンジンをスタート

使用とすると、エンジンが始動できな

い状態となるのです

 

さっきまで問題なくエンジンは動いていた

と思われるかもしれませんが、車が一番

電気を必要とするのは、エンジン始動時

エンジンが動いている時に使う量とは

全く違うのです

 

正月の間、ずっと車を動かさずエンジンを

始動しなかった場合でも、バッテリーの

電気はどんどん自然放電していきます

さらに、最近はイモビライザ‐(盗難防止)

装置やドライブレコーダーが駐車監視

モードになっていたりして、電気が少し

づつ使われ、古いバッテリーで容量が

減っているのと、正月明けにエンジンを

始動できないという状態になります

 

これらのトラブルは実は事前に車から

サインがでている事があるのです

エンジン冷却水が減ると暖房の効きが

弱くなったり、ダッシュボードの奥より

水が流れる音がしたりします

 

バッテリーが弱くなれば、エンジンの

始動がいつもり若干時間がかかったり

スタータ―の回転が弱く感じたり

アイドリングストップの警告灯が点灯して

アイドリングストップが作動を止めている

など、音や警告灯などのサインがでてい

る場合が多いのです

 

普段乗っている自分の車ですから

車の知識が無くても車からのサインには

気が付く方が多いのですが

そのうち治るだろうと放置している場合が

多いのです

 

これが、大きなトラブルになったり

高額な修理代となる故障になるのです

私がいつもお伝えしているとうりで

車の警告灯はもちろん、音や振動には

かならず何らかの原因があり、車は

人間と違って自然治癒しないのです

 

冷却水漏れの場合などは、1,000円程の

の部品の交換で終わる修理が100,000円

以上、場合によっては廃車となってしまう

場合が多いのです

 

そのような音や振動、警告灯が点灯して

いる場合は無理に車を使わない事をお勧め

します

 

正月のお休みの間くれぐれも運転には

お気をつけてお過ごしください

 

今年もブログを読んで頂いて有難う

ございました

良いお年をお迎えください