くるまの、小さい異変を無視した結果は,,,大きな代償 | 中古車が得意な福井の車屋のブログ

くるまの、小さい異変を無視した結果は,,,大きな代償

先週の、くるまのレスキュー要請があり

 

道路を走行中に、エンジンルームから

爆発したように、水蒸気が吹き出して、

走行できなくなった・・・・

 

という故障でした。この症状は、

オーバーヒートといって

なんらかの原因で

エンジンを冷却する事が出来なくなって

冷却水が沸騰して水蒸気となって車から

爆発するように噴き出して走行できなくな

ったという症状です

 

相当な勢いで、水蒸気が噴出します

以前に、走行中に水温が上がって

警告灯が点灯した!というお客様から

電話連絡がはいり、

 

「車の前にいるのでボンネットの開け方を

教えて欲しい」

 

と聞かれたのですが、

危険なのでボンネットを開けないで欲しい

と話している間に、

 

大きな音と同時にボンネットから水蒸気が

上がった事があったのですが、

もしボンネットを開けていたら顔や体を

やけどしていた可能性がありました

 

この症状になると、エンジンが熱で

歪んだりして、場合によっては廃車になる

場合があります

 

 

 

危険な上に、修理代も高くつく故障です

この故障の原因は、いくつかあり

・エンジン冷却水の漏れ

 

 

・冷却モータの故障

 

 

・冷却水循環ポンプの故障

 

 

などの原因により発生する為に

年式が古い車や、走行が多い車に

発生する事が多い故障ですが、

冷却装置がフロントのバンパーのすぐ奥に

ある為に

軽い衝突などでも、冷却装置を損傷して

いる事があるのです

 

損傷が小さく見えても、車の前部をあてた

時や車の底を擦った時は、必ず点検する

事をお勧めします


 

バンパーをぶつけて、車を確認すると

傷はあるものの、それ程凹んでいないので、

たいした事はなかった

と皆さん思っている事が多いのですが

これは、大間違いです

 

人間の皮膚も当たっても、スリ傷が付く

ものの、凹んだままにはなっていません

元の形に戻りますね

折れているかどうかは、レントゲンなどで

点検しないと、わからないのと同じで

 

バンパーは皮膚と同じで柔らかい素材を

使っています

当たって奥まで入っても、元の形に戻るの

です。

鉄の部品なら凹んだままになるので

損傷の深さが分るのですが、バンパ‐は

そうではないのです

 

特に軽自動車は、隙間が少ない為に

バンパーを当てた時には、冷却系に損傷

が及んでいないか、ちょっとした、損傷でも

点検が必要になります

 

 

 

 

 

故障や損傷などで、冷却ができなくなると

エンジンを冷やす冷却水の温度が上昇

するので、メーター内の水温警告灯が点灯します

 

しかし、ほとんどの車は

警告灯の点灯だけで警告音が鳴らないので

気がつかず走行してしまう人が多いのです

 

中には、何かメータ内にランプが点灯して

いたのは知っていたけれど、

そのうちになおるだろうと、放っておいた

そんな人もいるのです

 

結果、エンジンが高温になりすぎて

エンジンが熱で変形してしまい

廃車になったり、高額な修理代金となり

修理を諦めて廃車になる事態となりました

 

 

 

 

オーバヒートする前の症状として夏は、

エアコンから冷たい風が出なくなった

という症状もあります

 

エンジンが正常に冷却されずに、冷却

装置であるラジエータの温度が

どんどんあがっていくと、それと並行して

配置されているエアコンガスを冷却する

装置も過熱され、エアコンが効かなくな

ってくるのです

 

急にエアコンが効かない、冷却水警告灯

が点灯するなどした時には、速やかに

車屋さんに相談してください

 

車からの異常を知らせてきているのに

放置して、重大な故障になってしまったり

他の車を巻き込んだり、渋滞の原因とな

る方が本当に多くおられます

 

ほとんどが、早い段階で修理していれば

安い修理代で済んでいたのに

廃車にまで至る場合が多いので、早め

早めの点検をお奨めします

 

 

警告灯や異音が発生する前の段階の

小さな異変の段階でいつもの車屋さん

に点検してもらう事が重要です

 

なんとなく、車が重い

なんとなく、エアコンの効きが悪い

なんとなく、振動を感じる

 

この段階で、気軽に持ち込める車屋

さんがあると、対策が早く打て故障に至ら

ない状態で済む場合もありますし

車の耐久性もあがります

 

いまのディーラさんなどは

ちょっとした点検などでも予約が必要な

店舗が多い上にサービス予約を受付け

る担当者が整備士もしくは整備知識の

ない人が電話での受付をしている場合が

あります

 

 

例えば

タイヤ交換時期の、走行中の小さな音は

締付が甘くホイールが緩んでいる場合

があったり

先程のエアコンの効きが急に悪くなった

なども、緊急性の高い整備である事が多

いので、車屋さんの電話などの受付時の

対応や判断は重要な事が多いのです

 

この、診断の力量でお客様の車の運命が

決まってしまう事があるといっても過言では

ありません

 

 

 

当社は、電話を取るのは事務員さんでは

なく可能な限り私がとるようにしています

年に数回は、小さな音や症状ですが非常

に危険な状態の可能性が高い事があり

 

お客様にその場で走行をやめて頂いて

レスキューに走る事があります

 

 

 

 

 

車をを買っているのに
予約しないと見ません!って

いうのが前提なのは

何様なのでしょう・・・・

買ったお店の責任なのでは?と
思ってしまう私は間違いなのでしょうかね