3月といえば日本では一年の節目の時期ですよね。

そんな節目にお勧めなのがこの宮下奈都さんの『スコーレNo.4』です音符


スコーレNo.4 (光文社文庫)/宮下 奈都
¥600
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主人公の津川麻子は自分は平凡で魅力のない女性だと思っている。

妹の七葉は自分に比べ器量よし、顔も良しで自分とは全然違う…。

自分に自信が持てず、妹を羨み、諦めたい気持ちが膨らむ。

そんな悩みを抱えながら、中学・高校・大学・就職の4つのスコーレを通して

自分と向き合い成長する物語です。


中学・高校・大学から就職・そして職場でのスキルアップという風に

No.1からNo.4に章が分けられ、

更に家族や恋愛、仕事と結婚のように

内容も大まかに4分割できるらしい。

スッキリまとめられていますね。


文章も優しくきれいな表現が多いので、

暗くならず、静かな気持ちで読むことができましたほっ



主人公の抱く悩みにすごく共感しやすく、自然とひきこまれましたね。

自分の中にある隠れた不安を指摘されるようで、

いろんな意味でドキドキさせられました(笑)←事実です。


仕事に対する疑問や愛すると悩むという場面ももちろん、

麻子が七葉に対して抱く気持ちについては

特に女性の方に理解されるのではないでしょうか。


いいなあ、顔が可愛くて。

いいよなあ、気が利いてはっきり言える性格で。


自分ではどうすることもできない、天から与えられた資質の数々…。


その事実に対し、麻子はどう乗り越えていくのか。

気になった方はぜひ読んで成長を見届けて下さい。



今の自分を振り返り、また新しい気持ちでスタートしたい時にオススメです音譜





川上弘美さんの『神様』を読みました。


神様 (中公文庫)/川上 弘美
¥480
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高校の現代文の時間に読んだなぁ。

表紙を開いて眺めてみるとさっそく懐かしいフレーズが。


くまにさそわれて散歩に出る。川原に行くのである。


「くま」とはあの大きくて毛むくじゃらのくまである。

このくま、アパートに住んでいる。

このちょっと不思議で奇妙な現象を、物語では当たり前のように皆受け入れる。

川原でくまに会った子連れだって「お父さん、くまだよ」「そうだ、よくわかったな」で済ます。


高校の時はくまの話しか読まなかったのですが、他にも

梨の精、死んだ叔父、河童、コスミスミコ、人魚などなど

不思議な存在との出会いがあったことに驚きでした。


どのお話も好きなのだけど、一番を選べと言われたら…「夏休み」かな。


ひとつひとつのお話が短くて、流れるように読みやすい。

奇妙だけれど、どこか優しくて淡々としている。

民俗の話を読んでいるのに似ているような感じ。

そんな印象を持ちました。


きっと何回か読み返しても同じような気持ちになれるのだろうな。


寝る前にひとつずつ読むのがお勧めの一冊です。

大学の課題を溜めたツケがまわって

ブログの更新どころでありませんでした汗

いけないと思いつつ、やる気が出ないときは仕方ない・・・ムムム


それでも読んだ本はいくつかあるので、少しずつ紹介したいと思います音符


まずはこちら!

米澤穂信さんの『春期限定いちごタルト事件』です。


春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)/米澤 穂信
¥609
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推理が得意でつい余計な口出しまでしてしまう小鳩君と

おとなしそうで実は内面に凶暴な『狼』を飼っている小佐内さん。

二人はそんな疎ましくて嫌な性格を変えようと、

慎ましく目立たない小市民になることを目指します。


それでも自分の本性を隠し続けることは難しく、

あらゆる謎が小鳩君を誘い、ついつい推理を続けてしまう・・・。


そのように物語は進んでいきます。


前々から「面白いよ!」と聞いていたので期待してました。

それにおいしそうなタイトルだし・・・笑

冬に米澤さんのイベントもあるので、この機会に読んでみることに。


いや、サクサク読めますね。

特にノリが良いというわけではなく、本当に読みやすい。

一つの章に一つの謎、だからでしょうか。


個人的に「おいしいココアの作り方」が好きです。

どうやるのか、一緒に考えたけどあの発想は出なかった笑

最近は堂島くんに教わったとおりにココア作ってます。

ペースト状にしてから入れると粉っぽさ無くなるものですね。


小鳩君と小佐内さんが自分を変えるきっかけとなったのは、中学時代のトラウマ。

人に嫌われる性格なら、それをやめてしまえばいい

だがなかなか変わることはできない。まあじっくりやっていけばいい。

だから小鳩君は人当たりの良い愛想笑いをし、小佐内さんは小さくなって隠れる。

そんな中で、そんなのは自分らしくないとも感じている。


小市民らしく、没個性的に、目立たないように生きるのか・・・?

ジレンマを抱えた二人の行き先が気になります。


次の『夏期限定トロピカルパフェ事件』も楽しみです。