甘口ワインを楽しむ | およぴのちょっと贅沢な日記

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ちょっと贅沢な食事しかしません。ラーメン屋とか出てきません。

ちょっと贅沢なワインしか飲みません。ニューワールドワインとかほとんど出てきません。

ちょっと贅沢なお取り寄せしかしません。安いよりうまいか?が問題です。

ちょっと贅沢な旅行しかしません。

私を除いて皆さんワインの専門家でしたので、、、、
古酒はコンンディションが心配だったのですが、いずれも素晴らしい状態で安堵。
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シャンパーニュはビルカールサルモン、キュベ ニコラフランソワ1998
パリの3星アルページュでもムーリスでも、2つ星サンドランスでもグラスシャンパーニュはこれでした。
少し熟成した黄金の色調、香り高く粘土も高いのに最高にエレガントで飲みやすい。
バブルや酸の強さとは別物の旨味が長く続く。
素晴らしいバランスのシャンパーニュでした。
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ラスカーズ2000
実は前日に開けて少し飲んでいました。
1年前に飲んだのと同様、少し閉じぎみだったので翌日丁度開き始めるかな、と思っていたのですが、、、
あろうことか翌日の方がもっと閉じてしまいました。
多分10年以上しないと完全に開かないですね。およぴの飲み頃予想は2025年以降です。
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レフォール1974
オフヴィンテージで、雨が多く最悪の年と言われています。
パーカーポイントも74
しかししかし、、、これが素晴らしいワインでした。
今がまさに飲み頃と言ってもいいくらい。
まだ果実味も残っていますし、ボルドーらしい力強さも感じさせてくれます。
ラトゥールを含めてレフォールもたいていいつ飲んでも飲み頃ということが多いのですが、オフビンテージでもここまでのワインを作れるというのは素晴らしい。
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ラフィット1973
これまたオフヴィンテージで、パーカーポイントも73
でも、さすがにラフィットです。
なぜかブルゴーニュの古酒のようなテイストでブラインドで出されたら間違えそうです。
確かに余韻は短く痩せたワインではありますがそれなりの清楚な美しさは見せてくれました。
育ちは隠せないというところでしょうか。
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今度はブルゴーニュの飲み比べをしてみました。
ミッシェルグロのクロデレアはモノポールです。40年近く前の多分オヤジさんが造ったブドウと比較です。
2005年というヴィンテージ、、、何故か感動も複雑さも感じなかったなぁ。
まるでカリピノのような力強さで、、、、、
あまり好きじゃないかも。
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ルモワスネ クロデレア1967
グロ家は昔はルモワスネにブドウを売っていたようです。
ルモワスネのワインは正直あまり好きじゃないのですが、、
酸化防止剤の量がかなり多いのでないか?と感じるところがあって、、、だから古酒でも状態がいいのは当たり前では、、、
でもこういう美味しい古酒を味わうと、そんなことどうでもよくなってしまう。
まるで1980年代のブルゴーニュのように若々しいワインでした。
50年近く前のブルゴーニュなんてひょっとすると飲めないかもと思っていたのですが、これは旨かった。
ルモワスネの古酒は自分のポリシーに逆らうようですが、蔵出しされた直後の購入に限って外れ無し、と再確認しました。
こっそり買って、、、できるだけ目立たない様、セラーの下の方に埋め込んで、、、
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この日のメインは甘口ワインです。
イケム1990
寺田倉庫に預けて10年ぶりくらいのご対面でした。
すっかり飴色に変身。
イケムはブルゴーニュグラスで飲んでいただきました。
香りも素晴らしく旨味も広がります。
何とも言えない品のいい余韻が、まるで自分が貴族にでもなったような錯覚を覚えさせてくれました。
なんと高貴なワイン!!!言葉を失います。
フルボトルの甘口はなかなか開ける事ができなかったのですが、大人数だと最後にゆっくり時間をかけて楽しむことができました。
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一週間程前にシノワで1998を飲んでいたのですが、1990は比較にならないほどの出来のよさ。
食後の甘口ワイン、、、とても贅沢な時間がゆったり、まったりと流れます。
ソーテルヌ、少し買っておこうと思いました。
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この日はハンガリーのトカイでワインを造っている方もゲストでした。
トカイの貴重なワインをお持ち頂きました。
同じ甘口ワインでもまったく味わいが違います。
とてもピュアな酸が飲み口を爽やかにしてくれました。
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こちらはエッセンシャル。
以前、某フレンチレストランでアルコール0%のエッセンシャルを飲ませていただきましたが、とても驚いた覚えがあります。
糖度が高過ぎてアルコール発酵しないのだそうです。
このエッセンシャルも2%代だそうです。それも1年以上前に開けて栓をして保存されていたものだそうですが、酸化しないんですね。
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食事は妻が頑張ってくれました。
少し載せます。
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前菜プレート。
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駒場にピアッティというイタリア食材店があるのですがそこの生ハムです。
伊勢丹のイタリア展などの催事にも出店しています。
今までは成城のサルメリア69という所まで買いに行っていたのですが、ラルドコロンナータをリクエストした所仕入れてくれました。
サンダニエーレ、パルマ産にしては長期熟成の30ヶ月、コッパなど、いずれの状態も良かった。
真空パックの生ハムとは比較にならない口から鼻に抜ける芳醇な香りが最高です。
このお店はおすすめ。
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焼いたバゲットの上にラルドを乗せて、、、、、、
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葱のグラタン
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飛騨牛のローストビーフはウチモモの赤身とトモサンカクの霜降り。
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なかなか出番のなかったラヴェッロの皿に盛りつけてくれました。
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いずれのワインもコルクの状態を見ると保存状態がよかったことがわかります。
古酒はビンテージの善し悪しよりも、出所や保存状態こそ優先すべきかもしれないですね。
オフビンテージのワインでも存分に楽しめました。