行ってまいりました。
群馬に中央の有名どころなjazzミュージシャンを呼んで、毎月、前橋のホテルで行われるマンスリーライブ。
主宰者はプロドラマーの青木襄児氏だ。
今回は日本ジャズ界の重鎮ピアニスト山本剛氏と相棒のベーシスト香川裕史氏。
結論から言えば、この一年、毎月マンスリーライブに通っていたが、ベストスリーに入る感動体験だった。
まず、まったく打ち合わせなしの、オールアドリブ。
しょっぱなから、山本氏が曲の紹介もさせずに、ぐいぐいと引っ張っていく。
手練れの超ベテランだから、客層も直観で把握するのだろう。なじみのある選曲ばかりだが、アレンジは絶妙で、私の最近の流行り言葉なのだが「かっこいい」のである。タッチからして違う。アクションする方ではないが、豪胆な雰囲気から繰り出される繊細な手指の動きにぞっこんだ。
初めて見たが、日本の曲をやって、「一緒に歌いましょう」と山本さんが優しく一言。すぐに観客の合唱となった。
ジャズライブでこんなことあり?。お人柄ですね。すごいですね。
音楽の使命。人を幸せにすること。わかってるけど、さりげなく実践するところが、山本さんの人生を感じさせる。
また、私の今年度一押しとなったベーシストの香川さん。自分はjazz初心者だから、ベーシストは今でも曲を口ずさみ、うなりながら?、表情豊かに、センターでコントラバスを弾くものと思っている。
でも、実際は違って、先日の90歳になる稲葉さんがうなったくらいだ。
ところが、私のイメージどおりのベーシストがいた。香川裕史さん。動画でお見せしたい。演奏はもちろん、絵になる、様になる、かっこいい、山本剛氏とはスタイルは違うけれど、jazzはエンターテインメントだと知らしめてくれる。
そして、青木氏。すっかりアドリブを楽しんでいるようだったが、後で聞いたら大変だったとか?。本当かな(笑)
超絶技巧をかっこいいアレンジで、さすが、浅草ジャズフェスのベストアレンジ賞受賞者。
毎回思うのだが、青木氏も円熟の時代に来ていて、毎回、パワーアップしている気がする。招致から広報・周知、運営、会場準備、すべて自ら行う。
そのおかげで、東京のライブハウスまで出向くことなく、前橋で一流どころの演奏をリーズナブルに楽しむことができる。
ありがとうございます。青木さん。
また、来年も、山本さんと香川さん、ぜひ、呼んでトリオで演奏してくださいね。お願いします!