おっ、星4つだ!と、primevideoで拝見。

 前にも書いたが、自分は星がいくつをあてにする方である。

 分母が大きいほど、だいたいは客観性があって、星3つ以上なら後悔はしない。星4つなr、好みに合わなくても損した気にはならない。経験的には星3.5以上だと選択肢に入る。

 今回は原作が角川ホラー文庫でヒットしたらしい。

 まさしく、ネタバレ厳禁映画だが、自分のようにミステリや謎解きに超鈍い人種でも、だいたいは読める。

 だから、その予想がどのような形で映像表現されるかというところを楽しむ映画だと思う。

 題名からしてマッチングアプリの恐怖…みたいなものをまずは想像するわけだが、そのような単純な展開ではない。

 また、気味悪い役の「佐久間大介」君も、さすがに単なる気味悪い人ではないので、ファンも安心だろう。

 最近、アイドルがこの手の映画で悪役を演じることが多く、おおむね好評だが、この佐久間くん含めて本人がアイドルとのギャップを楽しんで演じているので、結果がよろしいのかと思う。

 予想はできるが、次々と展開あきさせない。

 えぐいシーンは多いので、それは好み次第。耐えられなくもないし、伏線もあるので…。

 安価な映画かと思ったが、杉本哲太と斉藤由貴が出演することでぐっと重みが増すのは不思議。二人ともそんなに大俳優という存在でもないのだが、やはり、万人が知っているお茶の間のアイドル???的に数えきれないドラマをこなしてきた二人が出ることに頼らざるを得なかった、この映画の弱さでもある。

 でも、主演の土屋太鳳も本来であれば中堅と呼ばれるキャリアを積んでおり、この映画でも主役として破綻のない演技。

 ということで、いろいろとなことが読めてしまうかもしれないけれど、それでもラストまで楽しめるおすすめの1本。