「先生、抗がん剤があまり効いてないようなんです、併用した方がより効果が上がる方法ってないのでしょうか、、」
「熱いお風呂に入るとか、、」
「お風呂に入ったからといって体温までは変化しないでしょ? 逆に寒いところに行ったからといって身体も外の温度と同じになるわけではないよね?」
なるほど、
(ホッカイロの話はしないでおこう、、)
「気をつけた方がよい食べ物とか、、」
「食べ物は別ものだとおもって!治療には関係ないよ」
「でも皆さんぶどう糖がよくないって言ってる方多いですし、そういうものは除いた方がいいのでしょうか」
「だ、から〜 食べ物は関係ないよ!」
そのあたりでやめておけばよかったのですが、
毎日ネットで調べていた私は、色々なことを確かめたくてしかたありませんでした。その頃話題になっていた光免疫療法の話をしようとし、途中まで話した時、ついに先生が💦
「今行なっている治療にそぐわないものを選択したいようなら、この病院の方針とは合いませんので、他の病院に移ってください!!!!」
私は今まで話しやすかった先生がこんなに怒るなんてとびっくりしましたが、
自分としては知りたいことを当然教えてもらえるものと思っていたので、こんなに怒らなくたってもいいのに💦と思わずどうしてよいかわからなくなりました
「でも、先生しかこういうことを聞ける人がいないんです。それにどうしても私助かりたいんです!!」
「それは、あなたの運命としてあなたが受け止める以外方法はないんです!!」
きっぱりとした口調でおっしゃったまま
PCに向かって黙ってしまいました。
まさかこんなことになるなんて。。
せっかく手術の上手であろう先生を紹介していただけたのに、
もう診察をしていただけないのでは
看護師さんが気の毒そうな表情で
別室でその後お話しをしてくださいました。
「ご自身でどういう治療をするか主体的に考えていただけることは必要なことですし、良いことだと思うんです。
ただもし質問したいことがあったらまず私たちの方にしていただけますか?ご質問をまとめて先生に聞くことができますので」
そうよね、、
よく考えたらこの内容は看護師さんどころか、がんのお友達とお茶を飲みながらおしゃべりする話しだった
全くもって外科の先生に聞く話ではなかったわ、、、
ただショックの中にも
「私が運命として受け入れる以外ない」
という先生の言葉に私はなんとなく拍子抜けしました。
なんか思ったよりも簡単な感じ??
だけど
これだけがんに毎日向き合ってる病院の先生が言うのだからそういうものなのだろう。
絶対助かりたいと思ってあがいていたけれど
、そっか、全て受け入れるものなのね!?