アンクラサイクリン=AC

が私の抗がん剤治療の中でやはり一番の難所だったと今では思います。

 

その後のパクリタキセルもまたハーセプチンにいたってはほとんど感じる副作用はなかったのですが、

(もちろんこれらも手足のしびれや、心臓への影響などはあります)

 

ただこのACのなんとも不気味さを伴う変化は、3種類の抗がん剤の中では一番

大きかったと思います。

 

脱毛

爪の黒ずみ

口内炎

免疫力の低下

貧血ぎみ

味覚障害

だるさ

 

そういう吐き気におそわれることは確かに少なくおもったよりも動けることに変わりはないのですが、、

 

それにしてもつわりに似た具合の悪さや

だるさは投与後一週間はありました。

 

それが収まってくるころに免疫が低下するため、今度は感染症の注意をしてなるべく人込みをさける、

 

3週間目はようやく体調も気分もよくなり、外出などを楽しむ

 

そしてまた次のAC投与、、、

 

というくり返し、

 

2クール、3クールと超えていくごとにそろそろ免疫低下くるな💦 みたいな覚悟もできてこのタイミングで歯医者に行っておこうとか、買い物しておこうとかなどだんだん慣れてきましました。

 

ただ血管がひきつるような感じや、顔がくぼむ感じがあったり、肌も黒ずみ、

またなんとなく表情もかわり、味覚もかわり、脱毛もあると

なんだか自分が自分でなくなっていくような、そんな感じがありました。

 

実際まゆげがぬけた自分の顔はなんだかとても不自然なように感じて、そういう姿を鏡でみるのも嫌な気持ちになりました。

 

爪が黒ずみ、クールごとに白い層ができている跡をみると、

はやり強い薬なんだということが感じ取れました。

 

また免疫の低下によって歯茎が腫れたり

 口内炎ができたりもしました。