このころテレビではちょうど小林麻央さんの乳がんの話題がしきりに
報道されていて、闘病生活の様子を拝見しては、がんは怖いものだと
日々感じている中でした。
そんな中まさか私が乳がんに!??
6cmと他にも3cmほどのものなどが複数多発しているという私の状況は、
詳しい病状までは存じ上げないながらにも
今まさにテレビで見ている報道の麻央さんと同じような状況なのでは???
テレビでみていることが現実にまさしく我が身に起こる
こんなことってあるんだろうかと、、
夢ではなかろうか、、
本当になんとも信じがたい出来事。。
私は夢ではないかというような気持ちとなんとなく現実感がないような気分のまま
家族にも今日あった出来事を話す余裕もなく一日を終え、
次の日は会社を体調不良で休み、生検を受けに一人で病院へ行きました。
昨日の女性の先生は昨日を最後に退職されたとのこと、
退職の前日のご多忙のタイミングにもかかわらず、
生検の結果を待たず、ご自身の熟練の経験でもって迅速にがんの判断をくださり、その場でできる限りの検査予約を入れてくださったこと
に今では本当に感謝しております。
新しい先生によって生検は終わりました。
針は痛いとうわさで聞いてはいましたが、がんであるかもしれない恐怖に比べたらそんな痛みはもはや
どうでもよいことでした、、
「検査結果は3週間後になります。」
「検査結果で違うということもまだ可能性としてはありますか?」
「まあないでしょうね 画像だけでもかなり大きいですし、悪いものであることがわかります」
やっぱり、、、
「ただまだ全身に転移まではしてないかもしれないですよ 乳がんは他のがんとくらべても進行は早いとは言えないので
骨へ転移してもそこから10年生存されている方も多いです」
「そうですか、、、」
私はここで急に涙が出ました。
本当のがんかわからないという状況をどこかでまだ期待していたのにもかかわらず
全身に転移していないかもしれないということが良い結果であるというそういうレベルなのだと
いうことを認識しました。。
隣の部屋に移り、次の検査の説明を聞かなくてはならなかったのですが、
もうぜんぜん頭に入りませんでした。
まだ小さな子供がいるんです
本当に困ります
そんなことをずっと言ってたような気がします。
説明をぜんぜん聞いてない様子だったので
検査に行く道のりや手順を看護師さんたちが
紙に書いてくださり、それを握りしめてふらふら次の検査にむかいました。