ナミアゲハの幼虫の観察記録の続きです。
幼虫写真あります。ご注意ください!
【2023/10/12】
孵化から20日目
ナミジ(35mm/5齢幼虫)
日向夏の上の方に登り、万歳ポーズで日光浴をしたり
柔らかい葉をモリモリ食べるようになる。
その夜、脱走したか!?と思ったら
葉っぱの擬態風ナミジ発見。
なんそれ!
葉から移動出来なくなったのか、
ワンダリングのイメトレでもしているのか。
謎な体勢に苦笑しつつも屋外放置で就寝。
【2023/10/13】
孵化から21日目
まだまだ夏日が続くなか
金木犀の香りが漂い始めた14時半過ぎ、
とうとうワンダリング開始。
このあと鉢から飛び降りて地面を足速に移動。
屋外で自然に任せるべきか悩んだ挙句、
結局、初代ナミヘイの糸が残る鍋敷き板を
当てがってしまいました。
脱走から3時間後、
蛹の足場作りの糸吹きスタート。
この板に落ち着いてくれてホッとした…
何度も上下に体の向きを替え、
板を左右に舐めるように糸を吹きつける。
たまに全身ギュッと萎縮させたりと忙しない。
このあと少し動きが鈍くなりひと休み。
こちらも夕飯を済ます。
脱走から7時間後、
今度は体を何度も反らし始める。
やっと落ち着いたかと思うと
3分程お尻を板にグイグイ押し付け続けるナミジ。
ガッチリとお尻を固定していたようです。
最後に蛹の胸部を固定する
「輪っか」の糸吹きスタート。
昨年、全く知識が無く見逃していたこの工程は
約30分もかけ丁寧に行われていて、
徐々に太くなっていく糸を観察出来たのは感動的でした。
輪くぐり直後のナミジ。
少したわみがあるようだけど…
脱走から7時間半、長かった!
【2023/10/14】
孵化から22日目/前蛹
糸掛けのたわみも無くなり7の字で安定。
こうなるとナミイチのような事故も起きないだろうと
午後は以前勤めていた会社の
先輩や後輩が参加している川越まつりへ!
本川越駅改札から出られないくらいの混雑ぶりで
久々に大きなお祭、賑わいを体感してきました。
すれ違う三番叟の山車。二重の鉾が圧巻
先輩は鳶本部にいた!
後輩は職方で宵山の準備中。
案内してくれた先輩は昼前から歩き倒してて
この日3万歩超えさせてしまいました…
でも久々に社員旅行っぽくて楽しかったです。
先輩の同級生に頂いたビールも沁みた〜
ご馳走様でした!
ありがとうございました。
早々に夜帰宅すると、
ナミジがさっさと蛹化しておりました。
【2023/11/13】
孵化から52日目/蛹化から30日目
蛹化翌日から茶色の蛹になり
その後変化なし。
この日は東京で木枯らし1号が観測されて
蝶々も見かけなくなってしまったよ?
越冬するの?しちゃうよねぇ。
春まで首を長くして待ってるよ〜
891日目の日向夏や、兵どもが夢の跡。
(続く)