世の中には色々な人がいて、それぞれがそれぞれの基準で物事を考え、行動しているから、どうしてもいらいらしてしまうこととかがある。
自分が思ったとおりに他人が行動をしてくれないといらいらする。
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そしてそのいらいらを発散する方法はたくさんあって、ほとんどの人がストレートに負のエネルギーに変える。
「ホントムカツク」
「あぁーもうやだ」
「ほんと腹立った」
「信じられない」
こんな言葉が悲しいかな日々の会話に溢れてはいないだろうか。
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つい先日、とある人からのメールに
「○○がドタキャンしちゃったのが悲しかったな(笑)」
その人はいらいらをストレートに負のエネルギーに変えない。
誰を責めるでもないなんとえもいえぬ中立的な温かさを含んだ表現で、いらいらをやんわりと伝えてくる。
第一声が「ホントムカツク」なのか「悲しかったな(笑)」なのかで同じ話を聞くにしても聞き手の心の穏やかさがこんなにも違うものかと感心した。
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よく考えれば自分のものさしこそが「いい」と決め付けているからこそ、「信じられない」「ムカツク」になってしまうのかもしれない。
「こうしてくれたらよかったのにな」とは思いつつも自分の考えと行動を絶対化しない心の広さ。
そういうことがいえる人が好きだなぁと思う。
そういう人に私もなりたい。
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