最近余りにも雨が続く。
せっかくのイースター休暇だったのに(私にはあまり関係ないけれど)
先週金曜日から昨日月曜日までずーっと雨だった。
コートを着込まないと寒いくらい気温も下がっていた。
雨が窓に残したしずくをぼんやりと眺めながら、
眺む(高校生のときにちょっと好きだった古語。「物思いにふける」という意味)。
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そういえば。
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イスタンブールで久々に涙を流してしまったなぁ。
どうも感情移入が激しい性質で、人が泣いているのをみるとすぐ泣いてしまう。
縁あって通訳のお手伝いした記者会見。
戦争・原爆、そして福島の現状に対する李さんの率直な思いと
自分の中の形の定まらない思いが共鳴して、
気がついたら雫が頬をつたっていた。
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ところで。
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涙が溢れるたびに、岡本真夜のTOMORROWの「涙の数だけ強くなれるよ」っていう歌詞と、私が尊敬してやまない人の「泣いているだけでは前に進めない」との言葉を同時に思い出す。
そして自分を取り戻す。
泣くのをやめて前に進む。
泣くのをやめて前に進む。
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ちなみに。
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実はもう2つ、泣くたびに思い出すことがある。
大学受験に失敗した時に「どんなことがあっても人生が失敗になることはないから」といってくれた恩師と、最初に参加したピースボートの最後の朝にみた日の出。
どちらも青春。
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匂いがふと過去の思い出を呼び起こすことがあるけど
涙もそうだと思う。
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現在着々更新中の「旅の記録」(エクセル、笑)に加えて
「涙の記録」でも作ろうかしら。
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必要ないか。
記さなくても蘇る出来事はそのままそっとしておけばいい。