ピースボートが月1回ほど行っている週末テラコヤ。
先週日曜日はHibakushaをテーマに行われました。
http://www.peaceboat.org/info/event/0811.html
「なんなんだろう」
「私はなにをやってるんだろう」
そう感じざるをえなかった。
ゲストの一人として来ていただいた大森克剛さん。
「指が動かなくなってピアノが弾けなくなった。
そのうち、医者に「大森さん、大腸がんです」って言われた。
手術して、治って
そしたら今度は「大森さん、胃がんです」って言われた。
胃を摘出して・・・。
でも自分だけじゃないんだ。
その間ずっと看てくれた家族がいる。」
なんでだろう?っておもう。
なんで、おそらく原爆のせいであろう、自分のせいじゃない病気で苦しんでいる人が
家族にも迷惑かけているって申し訳なく思わなきゃいけないの?
大森さんだけじゃない。
船では、後遺症をおそれて結婚をしなかった人と話をした。
子どもをつくらないと決めた人もいた。
結婚したかったけど被爆を理由に断られた人もいた。
なんでなんだろう?
「楽しい」とか「人が好き」とか
感情を素直に表すことさえ許されないってどういうことなんだろう?
そしてね、その、私が4ヶ月一緒に旅をして仲良くなった103名の被爆者の皆さん全員を
苦しめた、そして苦しめている原爆と同じ核兵器が今世界には2万7000以上あるんだって。
BB弾でそれを実際に表すとね。びっくりした。
第2次世界大戦で使われた火力をあわせたすべてを1つのBB弾だとすると
今地球上にある兵器の火力は2225倍だって。
実際に音を聞いていたら、なさけなくなった。
2225個のBB弾をボウルに全部入れるまでの時間が恐ろしく長かった。
私には何ができるだろう・・・。