事、博打うちは、ゲンを担ぐのが好きだ。

ゲンは、漢字で書くと、「験」。

 

つまり、経験則を大切にするということ。

 

こうしたら、こんないいことがあった。

こうしたら、こんなひどい目にあった。

 

論理的な因果関係など、全くないが

成功体験や、失敗体験など

強烈な記憶が残った場合

脳は、因果関係を見つけようとする。

 

そして、自分の経験に基づいて

統計をはじき出し

 

こういうときは、こうしよう。

こういうときは、こうしてはいけない。

 

など、行動の指針を立てるのだ。

 

プロ雀士の場合、観戦者がいる上

牌譜という記録が残る。

つまり、打牌に意味を

持たせなければいけないわけだが

その意味は、万人が理解できる

説得力のあるものでなければならない。

 

したがって、オカルト要素の強い

「験担ぎ」な打牌は許されないわけだ。

 

しかしながら、AI隆盛の昨今。

実は、この経験則というのが

とても大切な要素になりつつある。