さよならなんて
慣れてるはずで


一人も慣れてるはずで
一人泣くのも慣れてるはずで



ただ
相手が違うだけで



ただ
持ってた『おもちゃ』に飽きてしまうだけだと


彼女は



その『おもちゃ』の価値を
自分で決めて
自分が欲しくて


時間が経って飽きただけだと言い聞かせる。


ひとつ大人になったと言い聞かせる。




最初に大好きになった人に言われた言葉



『俺を落としたら、どんな男でも落とせる』




どんな男でも落とせる様になった彼女に残ったモノ






何にもなかった……




貴方が残した傷痕が
こんな形で残るなんて


まさかのまさかで
想像を絶する過酷な人生があるなんて
思いもよらない今宵




泣きたいだけ泣いたら

また明日、必ず朝が来るはず




先日ね



春ちゃんが死んでしまった場所に吸い込まれる様に行きました。



コーラが大好きだったから
ペットボトルと缶とを抱えて


お財布を見たら5円玉がなくって


そういえば春ちゃん、いつもいつも『お金な~い』なんて
口癖みたいに言ってたなぁ~なんて思いながら森の中でウグイス嬢ばりのデカ~イ声で


『春ちゃ~ん、やっと来たよぉぉ』なんて叫んでさ




そしたら、とある木にカラスがとまってね

じ~と見てた




そしたら


生かされてる気がして




大事な大事な友人だったから

涙溢れてしまった……



彼女の親友と呼べる人が3人も
青い
目映い空へ旅旅立ってしまい

だからこそ


毎日毎日


空を見上げるのです。




生かされてるよ



アタシ