から

 

お野菜不足になりがちの

おせちのお野菜チーム

筑前煮

優しく甘いお醤油味で

じんわりと煮染めていく、おせちの定番 (o^-')b

 

煮染めや筑前煮は

いろんな個性の材料が一つの器の中で味わいを合わせる

これが家族団らんを願う、おせちの縁起物

レンコンは: 穴が開いてるので将来の見通しがきくように

里芋は: 小芋が回りに多く付くことから子孫繁栄

しいたけは: 亀の甲羅のように見立て健康長寿

ごぼうは: 根を強く張ることから家族の根強く繁栄

こんにゃくは: 手綱の形にし、その結び目と 

「縁結び」をかけて、夫婦円満の縁起物として

また、手綱を締めるように心を引き締めて、

という意味も込められています。

花形人参は: 花を咲かせ実をつけるめでたさと

赤い色が寿を表すから

(本当は梅の形だけど、

 簡単にできる四合わせの四葉型にしました)

 

 

① しいたけは市松模様を模して    

しいたけの表面だけ十字に切込みを入れて

傘の縁側からめくるとスルッと茶色い皮が剥がれます。

市松模様とは

交互に続く格子柄のことで

途切れることなく続いて行く柄が縁起がいいと好まれます。

 

 

② 人参は花形に模して

人参は3cmほどに厚く切って

表裏面に十字に切り込みを入れて

その線につなげて側面にも切込みを入れて

切り込みの深さと人参の円の外側を

カーブで繋いで切って

 

③ 花形にし(梅の5枚花びらの型抜きがある方はそれで)

花びらの中間地点から

切り込みに向けて一方向に包丁を入れて

表面を削ると

 

④ こうして立体的になります

 

⑤ 材料は

・鶏もも肉、2枚  お決めの一口大に切って

・市松傘にしたしいたけ、小さめ8こ

・四合せ人参に切った金時人参(京人参)、1本分

・手綱こんにゃく、1丁分

 手綱にしてから5分ほど煮て灰汁抜きをし

 水気を切っておきます。

・小さいコロンとした里芋、10個  皮を剥いて

・れんこん、20cm1本  酢水にさらして

・ごぼう、太め半本  包丁の背で皮をこそいで

 タテ半分に切ってから斜め切りで酢水にさらして

 

 

⑥ 香りを付けながら鶏を炒める

・ごま油、大さじ1.5

・切ったゴボウ、(酢水を洗わずにそのままで水切り)

・切った鶏もも

を、入れて

軽く鶏肉の表面に生色が消えるまで中火で炒めます。

 

 

⑦ 甘みを先につける

・三温糖、大さじ4

・酒(辛口の清酒)、大さじ3

・みりん、大さじ3

 

⑧ 甘みを全体に炒りつけるように炒め

・水、カップ2

を足して、中火のままで加熱

 

⑨ 沸騰してきたら灰汁が出るので

網杓子や灰汁取りおたまで、灰汁を取り除きます。

(スプーンですくってアク取りすると、

 鶏肉の脂や旨味も捨ててしまうので

 網杓子やアク取りオタマを使うのが良いです (o^-')b)

 

 

⑩ 灰汁がすっかりきれいになってから

・醤油(キッコーマン特選丸大豆醤油を使いました)、大さじ3

・塩、小さじ1

・切った里芋、(酢水を洗わずにそのままで水切り)

・手綱にしたこんにゃく

を、入れて中火のままで5分ほど煮てから

 

⑪ 火の通りの違うものを追加で入れて

・切ったれんこん、(酢水を洗わずにそのままで水切り)

・市松しいたけ

を入れて、できるだけ表面を平らにして

 

⑫ クッキングシートで落し蓋を作り、

更にこれにフタをして中火で10分。

 

⑬ 崩れやすい人参は最後に入れて

・四合わせ切りにした人参  を、散らしながら入れて

 再度ペーパーの落し蓋とフタをして10分中火で煮ます。

 

⑭ 鍋のまま一晩涼しいところに置いて冷ましながら馴染ませたら完成。

食べる時に温めてもいいですが

 

⑮ うちは冷たいままでお重入れ (o^-')b

鶏肉のおかげで煮汁が煮こごりのようになって

全体に絡んでいるので良い艶 (o^-')b

先に甘みを煮付けてから醤油で煮付けてあるので

冷めても美味しい筑前煮です。

材料も時間差で入れていることで

全体が同じ火の通りになっています (o^-')b

これ、煮物をおいしく作る大きなポイント!

 

 

⑯ 各自テーブルで取り分けて

うちのおせち、筑前煮 いただきます (o^-')b

 

 

 

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