vtk-5.4.2.tar.gz を Mac OSX Leopard にインストールする.
このとき,Python バインディングを有効にする.

つまり,Python スクリプトの中で,

import vtk

として,vtk を使えるようにしたい.

ソースは http://www.vtk.org/VTK/resources/software.html からダウンロードできる.

ccmake を使うなら下のようにする.

$ tar zxvf vtk-5.2.1.tgz
$ cd VTK
$ mkdir build
$ ccmake ..

------ ccmake のインタラクティブ コンフィギュレーション ここから
2.4 (default)

c:onfigure (続けるために "c" キーを押す)

VTK_WRAP_PYTHON = ON (return キーを押せば off/on トグルする)
BUILD_SHARED_LIBS = ON
CMAKE_INSTALL_PREFIX = /opt (これはもし必要なら.default は /usr/local)

c:onfiguring
c:onfiguring (2回したような気がする.1回でも g:enerate が出現すればOK)
問題がなければ,選択肢に g が出現する.(generate ---> Makefile を生成する,ということ)
g:enerate
------ ccmake のインタラクティブ コンフィギュレーション ここまで

$ make (かなり時間かかる)
$ sudo make install

インストールは以上で終了.

ccmake を使わず cmake だけで済ますなら,

$ cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX:PATH=/opt \
-DBUILD_SHARED_LIBS:BOOL=ON \
-DVTK_WRAP_PYTHON:BOOL=ON ..

として make する.

利用可能にするにはパスを通す必要がある.

$ export DYLD_LIBRARY_PATH=/opt/lib/vtk-5.4

上記の設定で Python シェルで

>>> import vtk

が通らない場合は,

$ export PYTHONPATH=$VTKPATH/VTK/build/Wrapping/Python:$VTKPATH/VTK/build/bin

も設定してみるとうまくいくかもしれない.
$VTKPATH はダウンロードしたアーカイブを展開したディレクトリである.


それでもだめなら,build/bin/libvtk*.so を /opt/lib/vtk-5.4/ へコピーする必要があるかもしれない.
私の環境ではこれらが上記 LIBRARY_PATH へインストールされていなかったので手動で行った.
何故自動でイストールされない?

更に,上記で import vtk が機能したなら,いつまでも build の内容を残しておくのも嫌なので,適当な場所に PYTHONPATH で指定した中身をコピーしておくのがよいかもしれない.




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